中国市場ではAIを駆使していく
人工知能と電動に関する技術進化の速い中国で、ホンダは3つの開発方向性を上海モーターショーで発表した。
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1)Momenta(モメンタ)との共同開発
高精度地図が不要のAIナビ制御「Momenta」と共同開発を行い、目的地まで自動操舵を行う先進運転支援技術の実現を目指す。
2)DeepSeekによる車内AI
より快適で楽しい社内空間の実現を目指すAI技術「DeepSeek」を新たに採用。今後の「烨シリーズ」にはすべて適用し、また現在販売中の「烨シリーズ」第1弾にはOTA(Over the Air)で対応する。
3)CATLと次世代EVプラットフォームを開発
バッテリーセルを車体に直接レイアウトする高効率プラットフォームを共同開発。LFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを「烨シリーズ」の第3弾に初採用する予定だ。
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中国リソースを活用しカーボンニュートラルの実現を目指す
ホンダは中国の技術力と生産力をフル活用し、「2050年にホンダが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」を目標としている。今後は「烨シリーズ」をはじめとした新製品投入を急ぎつつ、中国で得た知見をグローバルへ波及させることで、次世代EV時代の旗手を狙う。