沖縄に5カ所あるのに神奈川に1カ所しかないってなんで? 免許更新のたびに「長旅確定」な人も多数の「免許センター」の謎 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■免許更新は多くの人が「面倒」と感じる手続きの代表格だ

■免許センターの拠点数や場所は人口ではなく地域性で決まっている場合が多い

■将来はオンライン更新の導入で利便性が向上する可能性もある

免許更新と切っても切り離せない免許センターのナゾ

 ドライバーにとって、「めんどくさいなー」とか「わずらわしいなー」とか感じる、やらなければいけないことはいろいろありますが、「免許の更新」はその代表格ではないでしょうか。

 自治体によっては、優良運転者は近くの警察署で免許の更新ができるところもありますが、基本的には「免許センター」と呼ばれる施設に出向いて更新作業を行わないとなりません。

 たまたま電車で数十分のところに住んでいるという人ならさほど苦労しないと思いますが、地域によってはバスなど乗り継いで数時間コースだという人もいて、往復で1日が潰れてしまうというケースもあります

 実際に「もっと数を増やせないの?」という不満を抱えている人も少なくないでしょう。ここではその免許センターの数やその運営について少し掘り下げてみようと思います。

免許センターの設営条件は決まっているのか?

 免許センターの印象を聞くと、「遠い」とか「アクセスが悪い」とか「数が少ない」という不満が少なくないように思います。では、実際の状況はどうでしょうか?

 免許センターという機関は、各都道府県の公安委員会の管轄で、法令の委任によって都道府県の警察本部交通部が実際の業務を行っているそうです。

 業務の内容は、主に免許の交付にともなう学科試験、技能試験などの試験部門と、視力や聴力の確認をする適性検査を行う検査の部門、そして免許の発行や、更新にともなう講習などを行う交付の部門があります。

 2025年4月現在、全国には126カ所の免許交付施設があります。そのなかで試験を行えるところは基本的に各都道府県に必ず1カ所はありますが、半分近くは更新と相談の業務のみというところとなっているようです。名称も、「○○運転免許センター」や「○○免許センター」、そして「○○試験場」もありますし、「交通センター」なんていうところもあり、全国で統一はされていません。


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往 機人 OU AYATO

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