
この記事をまとめると
◼︎かつてのスーパーカーは今と比べると安価だった
◼︎最近では価格の高騰はもちろんスペック面でも驚異的な進化を遂げている
◼︎0-100km/h加速はエレクトリックカーの独壇場となっている
日々進化を続けるエレクトリックカーの世界
スーパーカー、ハイパーカーと、その呼び方はいろいろあるが、今回のテーマは驚異的な性能を誇る、そして誰がそれを支払うことができるのかと思わせるほどに、高価なスポーツカーの話である。
ちなみに昔のスーパーカーは安かった。スーパーカーの象徴たるフェラーリの、しかも創立40周年記念モデルであるF40は、日本での新車価格は4500万円、続く50周年記念モデルのF50は5000万円だった。それがいまでは数億円のプライスタグを掲げるモデルが、小規模なメーカーからリリースされているのだから、スーパーカーのビジネスは確かに変化したことがわかる。
ハイブリッドやフルエレクトリックのメカニズムを採用したモデルが、ここ最近続々と誕生していることもスーパーカーの世界におけるメカニカルトレンドだ。アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に最大トルクを発揮するエレクトリックモーターは、スーパーカーの加速性能をそれまでの次元から一気に超越させるための、文字どおりの原動力となった。
加速性能のひとつの指標となる0-100km/h加速は2秒の壁を切って1秒台に。最高速は500km/hを狙おうという勢いである。最高出力のみならず、エアロダイナミクスなどさまざまな要素が影響する最高速記録には、まだまだ内燃機関を搭載するモデルが上位にランクされているが、その座も近いうちにエレクトリックカーに取ってかわられることになる可能性が高い。