「まともに接客してくれない……」 高級車ディーラーに軽自動車でいって経験した塩対応 (2/2ページ)

単に嫌なスタッフという可能性もある

●ディーラーやセールスによってはきちんと対応してくれることも

 とある輸入車の高級車ディーラーに国産軽自動車で行ったBさん。「数年以内に買い換えを考えているので実車を見せてほしい。できれば試乗もしてみたい」と店舗側に伝えました。担当したセールス氏も長年の経験則から「このお客さまは本当に買うかもしれない」と思ったのでしょう。

 デモカーの試乗だけでなく、自宅が比較的ディーラーの近所にあり、実際に駐車場に停められるかの確認も含めてやってもらったそうです。アフターフォローも細やかで、2年後、ここのディーラーでクルマを購入したとのこと。

●相手にされなかった場合の対処法は?

 悔しい気もちはわかりますが、ディーラーのスタッフに生の感情をぶつけるのは避けてください。相手も業務上のマニュアルに沿って行動している可能性(客を選びなさいと明言しているようなセールスマン向けの資料はさすがにありません)があります。また、単にイヤなヤツということも十分にありえます。

 同じブランドでも、店舗が変わる(つまり運営元の販売会社も変わる)だけで、接客がガラリと変わることがあります。1店舗目でイヤな思いをしたとしても、2店舗目で好意的な接客を受ける可能性も考えられるので(すぐに買えないとしても)、どうしても欲しいクルマがある場合、根気強くほかの店舗にも足を運んでみてください。

●まとめ:現実に起こりうる可能性があることを前提に行くべし

 客商売である以上、悲しいかなこのような場面に遭遇する可能性は避けられません。裏を返せば「クルマを購入したあとにひどい店舗だった」と知る前にわかってよかった……と解釈できれば理想的です。

 また、店長が替わるとそのディーラーのイメージや雰囲気が大きく変わることがあるので、タイミングもあるかもしれません。

 見た目で接客態度があからさまに変わるのはどうかと思いますが、軽自動車で高級車ディーラーに行く場合、多少なりとも塩対応されることは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

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1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
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公私ともにクルマ漬けです
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