
この記事をまとめると
■EVとPHEVを対象にしたイベントAWAJI EV MEET 2025が開催
■場所は淡路島の国営明石海峡公園
■40台近い車両が参加した
淡路島にEVがズラリ集結!
淡路島というと何を想像するだろうか? タマネギ、クルマ好きなら観覧車が目に飛び込んでくる淡路SA、「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に……」なんて和歌が出てくるインテリもいるかもしれない。兵庫県に属する瀬戸内海に浮かぶ島で、四国に渡るために通過するひとも多いだろう。
そんな淡路島はじつに風光明媚で美しい島。自然と人間の生活のバランスが上手くとれている印象で、観光としても見どころが多い。
そんな淡路島の国営明石海峡公園で、我らが交通タイムス社がCARトッププレゼンツのEVのイベントを開催するという。「という」と、若干ヒトゴト気味なのは、勢いのある交通タイムス社だけに、じっくり皆で長い時間をかけて検討して……などということは少なく、誰かが「やろう!」というとよほどのことがない限り一気に進んでしまうので、いい意味で気がついたら決まっているということが多いのだ。
さて、AWAJI EV MEET 2025と銘打ったこのイベントは、同日に行われるOUTDOOR FEELSというアウトドアフェスの一部として開催。中身はとにかくEV乗りやPHEV乗りが集まって、ゆったりEV談義をしたり、アウトドアフェスに遊びに行ったりしながら、穏やかに1日を過ごそうという、かなりゆるーいイベントだ。
もちろんWEB CARTOPやCARトップに加えてTHE EV TIMESというEV専門メディアを運営する我々だけに、EVにはひとかたならぬ感心をもっている。だがそれだけに不安……東京近郊ならまだしも、淡路島にEVが集まってくれるのだろうか? いくらゆるいイベントとはいえ、4、5台なんてことになったらどうしよう? なんて若干眠れない夜を過ごしたのは、イベント担当部署にはナイショだ。
結果、杞憂に終わる。日ごろの行いがよかったためか、4月19日は晴天かつ夏日のような暑さ。そこに続々集まってくるEVたちは40台弱にも上った。メーカーもテスラ、ヒョンデ、日産、そしてボルボやホンダ、BYDもいる。9時の開会式を前に、すでにそこかしこでEV談義に花が咲いている光景をみて安心しきり。
開会後は、EVを活用したアウトドア、EVレース、災害時のEV活用といった3つのトークショーも行われたが、「出演者と観客」といった距離感じゃなく、「同じ目線・近い距離」がこのイベントのいいところ。さらに岡山でEV普及活動を行う「岡山EVサロン」代表の田野りょうさんが販売するレモネードを楽しむなど、あっという間に時間が過ぎていった。
一応私も主催社側なので、もっとクルマのディープなコンテンツを詰め込んだほうがいいんじゃ……なんて思ったので何人かの参加者にさりげなくリサーチ! すると、なんでもEV乗りの集まりは、クルマの話もするけれど、気がつくと経済の話やスペースXの話になっていたりするそう。要はEV乗りには色々新しいモノに興味がある人が多いので、濃いクルマコンテンツがなくても楽しめるらしいのだ。
終了の16時が近づき、イベントの最後は景品付きのジャンケン大会で締め。といっても、ご家族で参加いただいた方などを含めて台数をはるかに上まわる人数全員に行き渡るほどの景品が用意されたため、みんな複数個のお土産を手にしていただけた。
このあと、お隣の複合型天然温泉リゾート「アクアイグニス淡路島」へと場所を移して車中泊を楽しんだ方も。この施設は食あり、温泉ありの施設だが、車中泊サービスも実施している。
さて、最後に少し参加者の声をお届けしよう。