
この記事をまとめると
■ホイールのガリ傷はコインパーキングのフラップなどに接触することで発生する
■軽微なものでもエアが抜けてしまう場合もあるのでメンテナンスは欠かせない
■下取り査定に影響する場合もあるので気になる人は修理するのがオススメだ
ついついやっちゃうホイールのガリ傷
ちょっとした油断で「ガリッ」とホイールを傷つけてしまうことがあります。ちょっと見た目は気になるし、早いとこ修理を依頼しなきゃ……と思いつつ、数カ月、そして数年が経過といった経験がある人もいるはず。しかし、その傷、そのまま放置しても大丈夫なのでしょうか。
●ホイールのガリ傷が起こりやすい状況とは?
ホイールのガリ傷が起こりやすい代表的な例として、コインパーキングが挙げられます。とくに大きなクルマの場合、車幅に対して左右の余白が少ないため、ちょっとしたミスでフラップを上下させる器具などにホイールが接触してしまうのです。
また、マンションなどに設置されていることが多い立体駐車場のトレーも、ホイールが接触しやすいので要注意。また、こちらもよくある事例として、クルマを寄せすぎて縁石にヒットさせてしまうことがあるので、こちらも注意が必要です。
●ホイールのガリ傷はすぐに直すべきか?
ガリ傷を放置した場合、スチールホイールであれば塗装がはがれてしまった箇所から水分が侵入して錆が発生します。また、アルミホイールの場合、プツプツと白い斑点が生じる「白錆」となります。指で触れると白い部分がプツプツと突起していることがわかると思います。いずれにしても錆なので、放置すればどんどん広がっていきます。できるだけ速やかに修理することがオススメです。
また、ダメージの度合いによってはタイヤとホイールの密着度が低下してしまい、エア漏れを誘発してしまう可能性もあります。普段から空気圧をチェックする習慣がない人だと気がつくのに時間がかかりがちなので要注意です。付き合いのある整備工場やディーラーなどで点検してもらうようにしてください。
そのほか、「傷が気になって仕方ない」という場合も、モヤモヤしているくらいならさっさと直してしまいましょう。
●修理する場合はどこに依頼すればいいのか? 自分で直せるのか?
傷ついたホイールをDIYで直すためのカー用品が販売されていますし、YouTubeなどで検索すれば、実際の修理方法を動画で紹介している事例がいくつもあります。手先が器用だったり、DIYで直すのが趣味というのであれば、自身で作業すれば修理費用もグッと抑えられます。ただし、あくまで応急処置であり「遠目に見ればわからない」くらいの仕上がりが、素人レベルでの限界でしょう。
元どおりに戻したいのであれば、専門の業者に依頼するのが確実です。ネットで「ホイール 修理」などと検索すれば、居住地の近隣にある専門の業者を見つけられるはずです。