WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

車両も装備も用意してくれて仲間内で楽しめるジムカーナイベントが誕生間近! フォーミュラジムカーナの新たな試みを社長から一般社員まで交通タイムス社一同で体験してみた (3/3ページ)

車両も装備も用意してくれて仲間内で楽しめるジムカーナイベントが誕生間近! フォーミュラジムカーナの新たな試みを社長から一般社員まで交通タイムス社一同で体験してみた

この記事をまとめると

■大学自動車部の学生たちが戦うフォーミュラジムカーナは2025年で3シーズン目を迎える

■トヨタとフォーミュラジムカーナ運営が交通タイムス社の社員をジムカーナ大会に招待

■GR側は今後一般のユーザー向けにジムカーナを楽しめるパッケージを展開予定だ

社員同士でガチジムカーナ大会を開催!?

 突然だが、皆さんはフォーミュラジムカーナという競技をご存じだろうか?

 2023年に第1回大会が始まったこの競技。名前のとおりジムカーナなのはわかるかもしれないが、これがまた超画期的。というのも、まずこの競技の主人公は全国より選ばれた大学の自動車部に所属する学生たち。

 東西のミニサーキットを舞台に、全国4カ所(うち1回は決勝戦)で大会が行われるもので、参加校は1泊2日の期間中における「車両」「宿泊場所」「食事」「参加費」がすべて無料! お金が掛かるモータースポーツに至れり尽くせりで挑戦できる、とんでもないイベントなのだ。

 競技の内容はざっくり説明すると、大会運営側が会場毎に設定したコースを学生が走り、タイムが速い学校が勝利……というのは普通だが、ここで注目なのが車両とタイヤだ。

 使われる車両は「ヴィッツGRMN」と、タイヤが会場ごとに「ヨコハマ」、「グッドイヤー」、「ダンロップ」、「ブリヂストン」となっている。車両の改造はバケットシートやハーネス以外はフルノーマル。タイヤも全車同一銘柄の新品が1セット。使用されるオイルや、会場に用意される工具も全部一緒。

 つまり、全校イコールコンディションで、純粋にウデだけのガチンコバトルとなる。大学の自動車部では、ジムカーナやダートトライアルに参戦するが、部車と呼ばれる各校のクルマはコンディションがバラバラ。お金のある学校は強いマシンを、そうでない学校はそれなりの車両を……というモータースポーツ界の縮図のような状況。いくら上手くてもマシン次第では勝負にならないことも。

 このフォーミュラジムカーナではそういった不安要素がないので、大会は大盛り上がり。初回大会こそ認知度の問題もあって、応募数はそこまででもなかったそうだが、2024年の第2回大会は応募が急増。さらなる盛り上がりが期待されるコンテンツだ。

 さらにこのフォーミュラジムカーナ、もうひとつの役割がある。それが、学生と自動車関連の企業とのマッチングの場だ。人手不足はもちろん、クルマ好きが減り続ける日本の社会。それは自動車メーカーやその関連企業も同じだ。なのでメーカーとしては、本当にクルマが好きな学生を少しでも多く取りたいのが本心。なので、この場でクルマへの感度の高い学生をメーカーは呼び込み、クルマ関連の企業に関わりたい学生は、メーカーの人たちと面接や就職説明会よりもフレンドリーにかかわれるという貴重な現場なのだ。

 前置きが長くなったが、そんなフォーミュラジムカーナのオフィシャルメディアを務める我々WEB CARTOP編集部含む交通タイムス社に、宮木社長(以下:社長)経由でこんな知らせが3月初旬に届いた。

 それが、「社員の皆さんで愛知県の美浜サーキットに来ていただき、ジムカーナをやりませんか? by  TOYOTA GAZOO Racing」、といったもの。それを毎度のことながら局長の石田より聞かされた。しかも相手はトヨタのGR部門。

 どうやら、フォーミュラジムカーナにかかわる我々に、ジムカーナを知ってもらいたい的な意図があってのことなんだそう。車両も装備も全部用意してくれるとのことだ。とはいえジムカーナなんぞまったくやったことがない井上。ワンメイクレースにシーズンを通して参加したことがあるほどのレース好き、ボスの石田に聞くと、「俺もジムカーナなんてやったことねーよ!」と意外な返し。そのほかの編集部員も同様だ。ある2名を除いては……。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了