あまりクルマを動かさない人必見! 駐車監視機能付きドラレコによる「バッテリー上がり」を防ぐアイテムを買ってみたら使えるやつだった (2/2ページ)

1台にひとつの必需品!?

 とはいえいま、筆者が搭載しているドラレコに駐車監視機能はない。そこで思いついたドライブレコーダー用駐車監視バッテリーの裏技的活用法が、使わなくなったドラレコ(画角136度/アクセサリーソケット式がある)を、アクセサリーソケットのあるラゲッジルーム側面に設置し、ドライブレコーダー用駐車監視バッテリーに接続。室内後部の天井に3Mの強力両面テープで前向きに取り付け、車内、および車外周辺の監視に利用するという作戦。

 結論からいえば、これが大正解、大活躍。

 まず、当たり前だがクルマのバッテリーに負担をかけずに、ドラレコによる駐車監視機能が、面倒な配線なしで使えるようになった。1~24時間に設定できるタイマーで、いまは3~4時間にセットしているが、自宅の駐車はもちろん、買い物やレジャー、宿泊のためにクルマを止めたあともしっかりと室内、車外の一部を録画。画角136度とはいえ、試してみるとフロントウインドウ越し、フロントドア、リヤドアの外側までが録画範囲となり、いたずらやドアパンチ被害の証拠画像にも対応してくれそうだから安心だ。

※実際の録画画像。画角136度かなり広角で隣の車両も鮮明

 クルマを走らせ、バッテリーが満充電になったときのバッテリー稼働時間は、クルマを止めたあと、1カメラのドラレコ(12V/0.35A)で最大22時間、2カメラのドラレコで最大11時間とされているから、自宅や旅先でのひと晩の駐車にも余裕で対応してくれることになる(要タイマー設定)。間もなくゴールデンウイークだが、車内を後方から映し出す、ドライブの思い出撮影としても有効だろう。

 このドライブレコーダー用駐車監視バッテリーはコンパクトだから、ラゲッジルームはもちろん、後席足もと(前席下など)にも置くことができ、MAX10WのUSB-A×2(出力)、MAX45WのUSB-C(PD対応/入出力)を完備しているため、後席にスマホ充電用のUSBソケットのないクルマでも、後席でスマホやタブレット、ノートPCの充電が可能になる多機能っぷりも見逃せない。

 ドライブレコーダー用駐車監視バッテリーは、走行中に充電しクルマのバッテリーに負担なく駐車監視などに使えるバッテリーだが、デメリットとしては走らないと充電できない点。サンデードライバーでめったに走らないクルマの使い方であれば、充電が足りなくなることもある。

 しかし、オプション品でACアダプターもあり、家で充電しておき、クルマに乗る際にドライブレコーダー用駐車監視バッテリーを車内にもち込み、すでに設置してあるドラレコを接続する……という使い方もできるのである(走り出せば追加充電ができる)。

 実際にドライブレコーダー用駐車監視バッテリーを車内に置き、室内後部の天井に使わなくなったドラレコを前向きに取り付けて改めて気づいたのは、駐車中、モニター付き(後ろ向きになる)のドラレコであれば、クルマの後部から車内とCピラーから前の(筆者が取り付けた画角136度のドラレコの場合)画像を映し出している様子が一目瞭然。これもいたずらなどの抑止につながりうるということだ。ドラレコの性能によっては、夜間の録画もOKだろう。

 ちなみに、ここで紹介した駐車監視バッテリーはアクセサリーソケットと接続するタイプ。すでに車内のアクセサリーソケットに何かが接続されていると使えないことになるが、そんなときは、電極を分配できるソケットを用意すれば解決する。

 ゴールデンウイークにドライブ旅行に出かける際も、出先でのクルマのバッテリーに負担をかけず駐車監視録画が行え、さらに車内のドライブ動画の録画、長時間の移動中、スマホなどの急速充電も可能になるこの駐車監視バッテリーをぜひ、活用してほしい。

 筆者にとっても、もう手放せない安心・便利な車載アイテムとなっている。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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