王者「アルファード&ヴェルファイア」にライバル誕生! 2026年登場の「日産の新型LLミニバン」はアルヴェルの牙城を崩せるか? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本のLLミニバンに関する話題が相次いでいる

■圧倒的人気を誇るトヨタ・アルヴェルは抱き合わせ販売の警告を受けた

■LLミニバンの先駆者である日産は2026年にe-POWER搭載のLLミニバンを市場投入予定

2026年にはe-POWERの大型ミニバンが市場投入される

 2025年4月、新年度が始まるタイミングで、ニッポンの高級車であるLLミニバンの話題が相次いでいます。

 LLミニバンといえば、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア(以下アルヴェル)がニアリーイコールの存在として思い浮かびますが、そのフラッグシップとして追加設定されたプラグインハイブリッド仕様の試乗リポートはWEB CARTOPはじめ各種メディアで伝えられ、さらなる魅力アップに惹かれているファンも少なくないでしょう。

 一方、トヨタの一部販売網はアルヴェルの販売に際してボディコーティングなどを抱き合わせしていたことが公正取引委員会から警告を受けるなど悪いニュースもありました。同じタイミングでアルヴェルのリセールバリューが落ちてきているというネガティブな情報が広まっているのは、偶然にしても逆風が吹いている印象です。

 抱き合わせ販売については「転売を防ぐためには仕方がない」と理解を示す声もあるようですが、ライバル不在の圧倒的な人気が販売店の横暴を招いているという指摘もあるようです。ある意味で、トヨタ以外のメーカーにLLミニバンの有力モデルが存在していないことが、こうした状況につながっているともいえます。

 はたして、いつまでアルヴェルの天下は続くのでしょうか。もしかすると、2026年にはLLミニバンにおけるトヨタ一強時代は終わりを告げるかもしれません。

 2025年3月、日産はグローバルにおける新商品投入計画を発表しました。そのなかには、日本市場向けに『2026年度には、第3世代のe-POWERを搭載した新型大型ミニバンを投入』、「詳細は今年後半に発表する予定」という文言があったのです。

 日産の大型ミニバンといえば、LLミニバンというカテゴリーを確立した「エルグランド」が思い浮かびます。ネーミングがどうなるかは不明ですが、アルヴェルのライバルが誕生することが宣言されたといえるのです。


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山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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