これだからマツダファンはやめられない! 日本初上陸の「RX-792P」も激走したマツダファンフェスタ2025 in 東北の熱気がヤバい (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2025年4月5〜6日に「MAZDA FAN FESTA 2025 IN TOHOKU」が開催された

■「MAZDA FAN FESTA」として2年目の開催となりコンテンツも充実

■マツダ787Bに加えて国内初上陸となるマツダRX-792Pのデモランが行われた

2年目を迎えた「MAZDA FAN FESTA 2025 IN TOHOKU」

 4月5日から6日の2日間にわたって、宮城県のスポーツランドSUGOで「MAZDA FAN FESTA 2025 IN TOHOKU」が開催された。その名のとおり、マツダ車のファン感謝イベントになるが、昨年から「FAN FESTA」という名称が加わってグレードが格段にアップ。2年目の今年はより充実したコンテンツで集まったファンたちを魅了した。

 この週末、全国各地では桜が見ごろになっていたと思うが、SUGOから望む蔵王連峰にはまだ白い雪も残っていた。2024年は初日の午後から2日目の朝にかけて生憎の雨模様に祟られたが、2025年は両日とも晴天に恵まれた。サーキットでの開催ということで、モータースポーツの魅力をアピールするメニューが中心となるが、今年はそれ以外にも特筆したい出展が満載だった。

 一番多くのファンを集めたのは、やはり1991年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たしたマツダ787Bのデモランとトークショーだろう。じつは787Bは昨年のこのイベントで、初めて東北地区で披露されることになったが、今年もその人気ぶりは不変。

 2日間合計で4回も実施されたデモランのドライバーを務めたのはミスター・ル・マンといわれる寺田陽次郎氏。78歳とは思えない全開の走りとトークで、集まった多くのファンを魅了してくれた。

 次にロータリーエンジンのマニアにとっては、日本初上陸のマツダRX-792Pも興味の的だった。このマシンは787Bと同様にR26B型と呼ばれる4ローターのエンジンを搭載。1992年に米国のIMSAシリーズにデビューして、翌年のデイトナ24時間レースへの挑戦を目指していた。ところが、当時のマツダの経営不振により使命を終えている。

 このほど日本の実業家が購入し、SUGOでは阪口良平選手がドライブ。ほかのロータリーエンジン搭載のマシンたちとの混走だったが、その流麗なスタイルとサウンドで大いに注目を集めた。

 今回はレーシングマシン以外にも目玉商品がSUGOにもち込まれた。今年の東京オートサロンで、まさに主役を張った「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」の2台揃っての展示だ。まだ正式な発表前の段階だが、2リッターエンジンを搭載して200馬力までチューンアップされた「12R」の前には多くのファンが詰めかけて、マツダの開発スタッフの説明に耳を傾けていた。

 もちろん隣にはクロスカントリーラリーへの参戦を睨んで開発中の「MAZDA SPIRIT RACING CX-60 Rally concept」も展示されていた。


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