初代86&BRZがいま安い! 玉石混淆の中古車からハズレを引かないための方法を「86の達人」が伝授!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■初代86/BRZの中古相場が落ち着いてきて手軽にスポーツカーを楽しむ選択肢に浮上

■走行距離や過去のメンテ状況、チューニング有無など購入時の注意点は多い

■足まわりやミッションの不具合もありうるが、整備しながら楽しむ価値は大きいといえる

中古相場が落ち着きMT車でも100万円切りの個体も

 2012年の発売から14年が経過した初代86/BRZ。中古車価格もそれなりにこなれてきて、激安86/BRZにちょっと乗ってみようかと思える値段になってきた。では、その選択肢はアリなのか、ナシなのか。

 86の名は、もちろんAE86カローラレビン/スプリンタートレノのハチロクから来ている。新車がたくさん売れて、中古車市場に出まわり、クルマを楽しむ文化のひとつになってほしいという願いがあってのネーミングだといわれている。

 実際、大ヒットした86/BRZは相当数が世に出て、いまは中古車市場にたくさんの中古車が流通しており、そのなかには激安車も出てきている。とはいえそれでも高値安定だったが、ついにマニュアル車でも100万円以下、AT車なら70~80万円程度で買えるようになってきた。

 そもそも初期モデルのほうが古いので安いことが多い。アプライドAから始まり、B型、C型と進化して、D型からが後期型。D型以降はボディのリヤセクションの鉄板が一部肉厚になり、走りの質感が高まった。

 前期型のなかではA型のみバルブスプリングのリコールがあり、それ自体は対策作業がしてあれば問題ないが、その作業をきっかけにヘッドからオイル漏れが起きている個体がある。B型以降は少しずつ電動パワステの制御が変わったり……とか、いろいろあるのだ。

 走りの質感としてはAよりもB、BよりもC、前期型よりも圧倒的にD型以降が上質。しかし、サーキットでの絶対的なタイムは変わらない。たとえばA型10万kmと、B型13万kmが同じ価格だったら、筆者ならどちらかというとB型を選ぶが、まあどっちでもいいかなくらいだ。


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