頭がよくなるとクルマの性能アップ!? 定番チューニングメニュー「サブコン」「フルコン」とは (2/2ページ)

ECUチューンは平民化したが中身はショップによって大違い

 サブコンやフルコン以外にエンジンのパフォーマンスを引き出すための手法として、純正ECUの書き換えがある。昔は、コンピュータ本体に直接アクセスして内部にあるROMを書き替えるのが一般的な手法であったが、現在はOBD2のような純正の故障診断機に専用ツールをつなげて、書きかえられたチューニングデータを流し込むのが主流。HKSのフラッシュエディターがその代表例だ。

 ECUチューニングはアフターマーケットに広く普及し、現在はカー用品店でも気軽に購入できるようになった。しかし、ECUデータの解析には高度な知識とノウハウが必要で、たとえ同じ車種用のチューンドECUでも特性は異なる。

 ゆえに、信頼性が高く、性能を存分に引き出している商品を見つけるのがなによりも難しい。ひとつの目安として、ECUチューニングはデータの蓄積量がなにより重要であることから、その車種に特化した専門店は一日の長があり、ユーザーからの質問に対して「こんなものだよ」といった曖昧な回答をしないショップは信用できる。

 ECUはクルマの頭脳。その良し悪しは速さ、気もちよさにダイレクトに影響を及ぼす。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、時間をかけて納得できるお店を探すことが肝要だ。


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