この記事をまとめると
■土屋圭市氏が率いるショップ「G.base」が2025年4月15日にオープンする
■土屋氏の愛車をはじめグッズなどが販売されカフェも併設される
■今後はクルマを使ったさまざまなイベントも予定されている
あのドリキンが率いるショップが爆誕!
いま、世界中でJDMブームが起きている。大阪オートメッセや東京オートサロンに訪れた人たちは、それをかなり強く感じているのではないだろうか。そう、外国人観光客が爆増しているのだ。
それは中古車価格にも根強く反映されており、GT-RやタイプRシリーズが暴騰しているのはご存知の通り。
日本のスポーツカー、とくにネオクラシクッカーと呼ばれる1980〜2000年代初頭のモデルは、世界中のカーマニアの憧れなのだ。
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また、日本ではそんなクルマたちのカスタム、チューニングを得意とするショップや企業も数多い。そして、ここからの話は意外に思うかもしれないが、著名なショップは最近だと、外国人観光客が訪れる観光地と化している。
「いやいや、そうはいっても街のショップだろ(笑)」と思うかもしれないが、著名なショップでは外国人スタッフを雇っている例も珍しくなく、デモカーの前で記念撮影、ステッカーやTシャツなどのグッズ販売は当たり前。とにかく彼らの熱意は凄まじい。
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とはいえ、お店としてはうれしいことだが、これには課題もある。なぜなら、ショップは本来、預かったクルマのメンテナンスやチューニングをするのが本業。クルマを見に来てくれるのはいいが、それだけの対応ではお店が成り立たない。かといって「来るな!」とはもちろんいえない……。
そんなファンとお店のジレンマを解決する、夢のようなお店ができたのでお伝えしたい。
それが、埼玉県八潮市に2025年4月15日(火)にオープンする「G.base」だ。このショップ、とにかく立ち上げ、運営に関わった人たちが凄いのだ。
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まず、「G.base」の運営や管理を行うのが、某チューニングメーカーにて長年勤めてきた、POINTER JAPANの城本大輔氏。ホンダファンの人であればご存じの人も多いのではないだろうか。
施設全体のプロデュースを行うのが、これまた多くの人がご存じであろう、AE86界の重鎮、TEC-ART’Sの鎌田芳徳氏。土屋圭市氏の愛車であるAE86(通称:スーパーマメ号)を作り上げたのがこの人といえばピンとくる人も多いはず。
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そしてこの、「G.base」の代表を務めるのが、日本のモータースポーツ界が誇る偉人、土屋圭市氏だ。業界の最前線を歩む3名で作りげる、前代未聞のドリームショップとなっている。
「土屋圭市なのにG? D(ドリキン)じゃないの?」という声も会場ではチラホラ聞こえたが、この「G」は、土屋氏のイメージカラーである「Greem」から来ているほか、「Grand prix」や「Grip」、「Gravity」という意味も込められているそう。そして、先述の「JDM」という文化の拠点としたいとの想いから、「Base」となったそう。
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城本氏は、「私は長年レース現場やカスタム、チューニングの場で土屋さんと関わってきましたが、この人は本当にクルマに対する熱意が凄いです。この人と仕事をしていると、いろいろ刺激されますし、さまざまな発見があります。こういった形で一緒に仕事ができて、大変光栄です」と語った。
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鎌田氏は、「私のお店にはよく土屋さんのAE86を観に来られる方が多かったんですが、展示はなかなかスペース的にも厳しいのが実情でした。しかし、土屋さんと私は、もっと多くの人にこのクルマをはじめ、さまざまなクルマを見てもらいたいと思っており、長年こういったお店をやりたかったんです。その夢を叶えるには最適な空間ですね」とコメント。
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土屋氏は、「私は長年、ホットバージョンやベストモータリングなどをはじめ、さまざまな媒体であらゆるクルマに乗ってきました。そんななかで常に心がけていたのが、いいパーツを日本中から集めて1台のクルマに落とし込んで仕上げるということ。それを歴代の愛車でやってきました。なので、私の愛車のAE86やN2仕様のレビン、シビックタイプRなどを見て、カスタム、チューニングの参考にしてもらい、チューニング文化の発信基地にしたいと思ってます」と、「G.base」のコンセプトを語った。
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