この記事をまとめると
■1990〜2000年代のスポーツカーが再注目されており中古相場が高騰している
■そんな情勢のなかでもMT車も選べるコスパ重視モデルを紹介
■どのクルマを狙うにしてもメンテ状況や仕様の見極めが重要だ
中古で安く買えるスポーツモデルはまだまだある!
新車でラインアップされるスポーツモデルが減っていることなどもあって、1990~2000年代の国産スポーツモデルは軒並み高値安定となっており、車種によっては新車時の価格を上まわっているものも珍しくない。
しかし、まだまだ100万円以下で狙うことができる車種も存在しているので、今回はそんな現実的な国産スポーツモデルをご紹介しよう。
日産マーチ NISMO S
現在は惜しまれつつも終売となってしまったマーチは、ベーシックなエントリーカーというキャラクターの一方で、モータースポーツの入門車としても初代から愛されていた。4代目の時代はマーチのワンメイクレースなどは行われなかったが、NISMOの名を冠したホットモデルが存在していた。
日産マーチ NISMO Sのフロントスタイリング画像はこちら
そのなかでももっともホットなのが「NISMO S」で、通常モデルには存在しない1.5リッターエンジンと5速MTを搭載したスペシャルモデルとなっていた。エクステリアもNISMOがレース活動で培ったものをフィードバックしたエアロパーツなどを備えており、ノーマル状態でもスポーティな走りを楽しむことができたのだ。
そんなNISMO Sも安いものでは総額70万円以下のタマも存在し、100万円近い予算があれば、走行距離7~8万km台の修復歴なしの車両も狙うことができる。
トヨタ86/スバルBRZ(初代)
2012年に登場した、トヨタとスバルの共同開発にて生まれたFRクーペの86/BRZ。2リッターの水平対向4気筒エンジンを搭載し、6速のMTとATが搭載されていた。
もともとカスタマイズされる前提で開発されていたこともあり、アフターパーツも豊富で、走る楽しみだけでなくイジる楽しみも味わうことができるモデルだ。
トヨタ86とスバルBRZ(初代)画像はこちら
現在は2代目モデルが登場していることもあり、初代モデルの価格はジワジワと下降中。AT車であれば70万円台で狙うことができるようになってきており、MT車においてもまれに100万円を切るものが出てくるようになってきた。恐らく今後もジワジワと価格下降は続くと思われるので、いまのうちに検討してみるのもいいかもしれない。