レジェンド佐藤琢磨とカートでガチバトル! ファンクラブイベント「Takuma Club Kart Meeting」の中身が濃すぎてファン歓喜!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■佐藤琢磨選手とのファンミーティングをお台場にて開催

■カートレースとトークショーの2部制となっていた

■インディ500の裏話やサイン入りグッズの抽選会も行われた

土砂降りのなかレジェンドとカートバトル!?

 2025年3月16日、「これでもか!?」というほど土砂降りのなか、朝から筆者は東京の晴海にある「シティサーキット東京ベイ」にいた。

 ここでこの日行われるのは、「Takuma Club Kart Meeting」というイベント。「Takuma」と聞いてピンとくる方はご名答。あのインディ500を2度制したレジェンド、佐藤琢磨選手(以下:琢磨選手)のことである。

 そんな琢磨選手のファンクラブである、「Takuma Club」に加入している人たちが、日本に訪れている琢磨選手と一緒に走れる……それがこのイベントなのだ。なお、本来は2024年末に行う予定だったそうだが、スーパーGT最終戦(第5戦鈴鹿が台風の影響で12月開催となった)との兼ね合いで、このタイミングになったそう。

 イベントの構成は2部制で、前半が琢磨選手とカートバトルができるというプラン、後半がトークショーとなており、とくに前半のカートに乗れるチケットは超プレミア。早々に完売したそうだ。そんなイベントに、幸運にもメディア枠として招待をいただいたので、この地に舞い降りたわけだ。

 が、しかし。「2025年で1番じゃないか?」と思うくらいの土砂降りという生憎の天気(筆者は超晴れ男なので僕のせいではないので悪しからず!)。

 運営サイドからは「雨天決行なのでカッパのご用意を……」なんて案内があったので、一応もって行ったがこのカッパがまったく役に立たないなんて、このときはまだ知らない……。

 会場には、老若男女問わず、朝からたくさんのファンが詰めかけていた。ファンのなかには、琢磨選手が若手育成を兼ねて開催しているカートスクール「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」の卒業生や、生徒も多数参加している様子。見た感じ、本気でレーシングドライバーを目指しているであろうガチ中のガチな人たちもチラホラ……。

 イベントスタートの時間になり、会場にレジェンドの琢磨選手が現れると、会場からは大きな歓声が。ステージ上などでは見ることがあっても、触れそうな位置に立っているこの距離感。ファンクラブの人たちからはたまらないのではないだろうか。

 琢磨選手からの挨拶ののち、前半で行われるカート大会のルールが発表された。

 まず、今回のレースは「チャレンジコース」と「エンジョイコース」のふたつにわけられる。前者は経験者や、「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」の卒業生や、生徒が含まれる武者揃いなコース。後者は初めてカートに乗る人や保護者などが乗るコースだ。ちなみに筆者は自動車メディア=経験者という扱いで、問答無用で「チャレンジコース」に放り込まれた。まぁそれなりに走ってはいるが……。

 この大会ではチームわけがタイム順で行われる。まずは予選を走り、その結果でチームを上から順に割り振るというものだ。しかしこの半端ない雨である。走る前からもってきたカッパがまったく役に立たない気がしながらも、とりあえず順番が来たのでコースイン……。

 と、そのときである。走って5秒で全身の70%が池に落ちたかと思うくらいビショビショに! ここ3年ほど、モビリティリゾートもてぎにて、K-taiというカートレースに参加しているのだが、いわれてみればカートには、泥除け的なカウルが皆無だなとコースインしてから思い出す。コース内には池みたいな水たまりも多数あり、筆者のカッパなんぞ何も役に立ってない。一体今まで何を学んでいたのか。

 それにカートはスリックタイヤ。琢磨選手は「これは恵みの雨ですよ皆さん! 滑って面白いと思いますので!」とかなんとかいっていたが、筆者的にはもうそれどころではない。なんとか走り終えたが、タイムとかどうとか気にするレベルでなかったのだ。

 全台走り切った結果、筆者は下から数えたほうが早い位置。チームは全部で10チーム用意されており、それぞれの名前が琢磨選手やホンダに縁のあるチームとなっている点がユニークであった。

 なお、ブリーフィング時の抽選会では、琢磨選手が操るタンデムカートの助手席に乗れるスペシャルチケットも手渡され、ファンたちとの交流を楽しんでいた。それにしても、写真でわかるとおり凄い雨……。


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