見た目は超クール! 走っても激速! 三菱の8代目ギャラン&レグナムがめちゃめちゃイケてたけど……ネックはGDIだった!? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■三菱はかつてギャランやレグナムといった高性能セダン/ワゴンをラインアップしていた

■8代目ギャランはVR-4グレードを搭載したスタイリッシュなスポーツセダンであった

■レガシィに対抗するスポーツワゴンとして登場したレグナムも人気を集めた

かつては三菱もセダン/ステーションワゴンに注力していた

 現在の三菱自動車は、本格SUVのアウトランダーやエクリプスクロス、「ミニバンの皮をかぶったSUV」と呼べるデリカD:5、スズキからのOEM車となるコンパクトカーのデリカD:2、そして大好評のデリカミニやEVモデルもラインアップするeKスペースといった軽自動車をラインアップする。つまり、セダンやワゴンの用意はない。

 しかし振り返れば、三菱自動車にも素晴らしいセダン/ステーションワゴンが存在した。まず、セダンではギャランがあった。その初代モデルはコルト・ギャランとして1969年にデビュー。

 印象的なのが、1987年登場の6代目だろう。スリーダイヤのエンブレムが復活するとともに、トップグレード「VR-4」を設定。4の意味はエンジンの4バルブ、4WD、4WS、4IS、4輪ABSのACTIVE FOUR、これらの「4」の総称で、パワーユニットは205馬力を発生する4G63型インタークーラーターボエンジン。その出力はのちに240馬力まで高められている。

 ミッションは5速MTのほか4速ATのモデルも追加されたが、こちらは210馬力のチューンとなった。このギャランで特筆すべき点は、4G63型ターボエンジンと4WDシステムが、ランサーエボリューションに引き継がれたことだろう。

 そしてマイナーチェンジのタイミングで、なんとあの「AMG」モデルを追加。4G63エンジンをベースに、NAのハイオク仕様としてAMGがチューニング。AMG専用エンジンとして搭載されたのである。

 そんな歴史をもつギャランだが、ここで紹介したいのは1996年デビューの8代目だ。エクステリアは7代目から継承した薄目をあけたようなヘッドライトを内蔵する細い逆スラントグリル、角を切り落としたようなダイヤモンドノーズカットが際立ち、とにかく当時としてはカッコよすぎるスポーツセダンだったのである。

 また、量産車世界初のガソリン直噴エンジンであるGDIエンジンを用意したことも大きな話題となった。もちろんVR-4グレードも用意され、こちらは2.5リッターのV6ツインターボエンジンで280馬力を発生(AT車は260馬力)。一般ユーザーの羨望の的となったことは当然として、第17回日本カー・オブ・ザ・イヤーを、ワゴン版であるレグナムと同時に受賞している。

 8代目ギャランの主なスペックは、ボディサイズが全長4260~4680×全幅1740×全高1420~1430mm。ホイールベースは2635mm。駆動方式は2WDと4WD。ミッションは5速MTのほか、当時としては珍しいMTモード付きの「INVECS-II」と名づけられた4速/5速ATが用意された。

 2002年に残念ながらVR-4が廃止され、2005年11月にはすべてのモデルで国内販売を終了。約36年のギャランの歴史に幕を閉じることになった。とはいえ、いま見てもその姿はスポーツセダンとして完成され、カッコいいの一言に尽きる。


この記事の画像ギャラリー

青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

新着情報