この記事をまとめると
■2025年4月2日に東京・お台場にて「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」が開幕した
■ホンダが会場内「Honda RACING Gallery」にてメモラビリア事業の詳細を発表
■2025年の8月にセナが乗ったMP4/5Bのエンジンがオークションに出品される
F1日本GP開幕直前で盛り上がるなか「メモラビリア事業」を発表
F1日本グランプリの開催を目前に控えた2025年4月2日、東京・お台場において「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」が開幕した。このイベントは、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催されるにあたり、その熱気や盛り上がりを東京地区でも体験しようと企画されたもの。
「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」の会場画像はこちら
会場内には大型モニターが設置され、予選や決勝の様子がパブリックビューイングでライブ中継されるほか、トップアーティストによるステージ、歴代F1マシンの展示やレーシングシミュレーター体験、ピットイン時におけるタイヤ交換作業体験など、さまざまなコンテンツが用意されている。
4月2日には、レッドブルとホンダが主催するF1イベント「Red Bull Showrun x Powered by Honda」が併催され、お台場の一般公道において、F1マシンが大迫力のエキゾーストノートとともに走行するなど、来場したファンをおおいに喜ばせた。
東京・お台場を走るF1マシン画像はこちら
そんな会場内において、ホンダ・レーシング(HRC)は、ホンダがモータースポーツシーンで走らせたレーシングマシンの部品などを販売する「メモラビリア事業」の立ち上げを発表した。
一般的にメモラビリア(Memorabilia)というと、記念品や想い出の品といったニュアンスだが、HRCがスタートさせるメモラビリア事業は、ホンダの歴代レーシングマシンのパーツを一般向けに販売するというもの。ご存じのとおり、モビリティリゾートもてぎ内のホンダコレクションホールに収蔵されている車両は「動態保存」を基本としており、そのため歴代F1マシンのエンジンやパーツも、一定数以上が保管されている。
HRCが始めるメモラビリア事業の発表会画像はこちら
今回のメモラビリア事業では、動態保存用としてストックしている貴重な予備パーツのなかから、今後に影響のない範囲で一般向けに販売を行うというもの。販売方法についてはさまざまな展開を予定しているとのことだが、まずは今夏8月に、アメリカのカリフォルニア州モントレー半島で開催されるモントレー・カー・ウィークにおいて、オークション形式で販売される。ホンダのモータースポーツの歴史において欠かせない存在であるマシンのパーツの一部を購入できるという、世界中のレースファンやコレクターにとって見逃すことのできない機会となる。
そんなメモラビリア事業の第一弾として選ばれたのが、1990年のF1グランプリで使用されたRA100Eエンジンだ。当時、アイルトン・セナ選手およびゲルハルト・ベルガー選手がドライブした「マクラーレンMP4/5B」に搭載された3.5リッターV型10気筒で、今回の発表会場ではそのすべてを分解して展示された。
メモラビリア事業の発表会のために分解展示されたRA100Eエンジン画像はこちら
さらにRA100Eエンジンを分解した際の動画も公開され、栃木県さくら市にあるHRCのファクトリーで、1990年当時にF1エンジンの組み立てに携わった熟練のメカニックによって丁寧に分解されたとのこと。ホンダがオールパーツディスプレイと呼ぶ全点展示のほか、カムシャフトやカムカバー、ピストン、コンロッドなどを展示用のケースに美しく収め、オリジナルのHRC認定証(サーティフィケート)を備えるパターンも用意される。