再販するも即完売の宝石のようなエンジン
■そしてその現代版「TC24-B1Z」を2017年にリリース
「TC24-B1」のリリースから37年後の2017年に、現代の技術でリファインされた「TC24-B1Z」がリリースされました。
旧車のブームが盛り上がりを見せていた時期で、一部のマニアから再販の要望があったことと、当時の設計思想がいまでも通用するということを証明するため、再リリースとなったようです。
そのため、バルブの挟み角や燃焼室の形状などの基本的な設計はほぼそのままで、バルブの駆動方式やギヤトレインの採用、高性能な素材や各部へのコーティングによる耐久性の向上が図られました。
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ピストンやコンロッド、クランクなどの進化もあって、排気量は3208ccへと増量し、総合的な性能は、420馬力/9000rpmへと大幅にアップ。許容回転数も1万rpmへとさらに高回転仕様になっています。
これは日産の「L型エンジン」をベースにしたユニットでは歴代最高峰の性能でしょう。
この蘇った伝説の「TC24-B1Z」は、500万円以上という高価な価格にもかかわらず、あっという間に注文が初期出荷数を上まわり、バックオーダー状態となったそうです。
■「TC24-B1Z」を搭載したS30型フェアレディZを展示
この蘇った「TC24-B1Z」の実力をデモンストレーションするため、ベースの「L型エンジン」搭載車である「S30型」の「フェアレディZ」に搭載して、サーキットなどで実走を行っているようです。
ちなみにこの車両には、少し排気量が少ない「L24型」エンジンをベースにした「TC24-B1Z」を搭載。より高回転が楽しめる仕様になっているようです。
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また、ほかにも「OS技研」製の6速シーケンシャルミッションやカーボン製クラッチ、LSD、デスビなどのパーツが装着され、旧車オーナー注目の内容になっています。
■ついでにAE86も紹介
「OS技研」のブースにはもう1台、「AE86型」の「トヨタ・カローラレビン」が展示されていました。
こちらはザッと見てサーキット走行を踏まえた競技仕様に仕上げられた印象ですが、じつは「OS技研」が新たに提案する「4/7A-G」が搭載されていました。
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これは、「4A-G」の連桿比の小ささに着目して試作されたものだそうで、ほかのエンジンと比べて短いコンロッドをもつ「4A-G」は、ピストンの側圧が高く、耐久性の点で改善する意義があるのではないかという提案が込められているそうです。
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具体的にはロングストローク仕様の「7A型」のブロックを使い、「4A-G」のクランクに、オリジナル設計のコンロッドとピストンを組み合わせて標準的な連桿比にしているとのこと。
このキットは近日発売予定とのことなので、AE86乗りは注目でしょう。