この記事をまとめると
■スバル車の個性は水平対向エンジンと4輪駆動が支える独自の魅力にある
■WRX STI、レガシィB4、エクシーガの3台は後継モデルもなく「乗り換え難民」が続出
■現行モデルではBRZ、WRX S4、レヴォーグレイバックがそれぞれの後継候補だ
消えた個性派モデルの代替車種を考える
スバル車のユーザーを「スバリスト」と呼ぶことがある。しかしスズキ車のユーザーを「スズキスト」と呼んでいるのは聞いたことがない。スバル車のユーザーは、ほかのメーカーとはキャラクターが異なり、マニアックなクルマ好きが多いわけだ。
それだけにスバル車は個性も豊かだ。まず、60年近い歴史に支えられた水平対向4気筒エンジン、50年以上の歴史がある4輪駆動がスバルの中核技術となっている。水平対向エンジンは低重心で、4輪駆動だから駆動力の伝達効率も優れ、スバル車は全般的に走行安定性が高い。
スバルの4輪駆動と水平対向エンジンのイメージ画像はこちら
これらのメカニズムはスポーツモデルとの親和性も高く、なおかつ悪路の走破力も向上させやすい。そのためにスバル車には、スポーツモデルとあわせてSUVも豊富に用意されている。
これらの特徴を活かして、かつてのスバルには、6速MTを採用する高性能モデルのWRX STI、スポーツ性と快適な居住性を両立させた4ドアセダンのレガシィB4、3列シートのミニバンながら走りを楽しめるエクシーガもあった。
左からエクシーガ・レガシィB4・WRX STI画像はこちら
これらの車種は、相応の人気を得ていたが廃止された。それならいまはどの車種を買えばよいのか。他社の車種を検討する方法もあるが、スバル車が好きなユーザーは、ほかのメーカーでは満足できないだろう。そこでスバル車を対象に、いまのラインアップから乗り換え車種を考えてみよう。
WRX STIのユーザーには、BRZに設定されたSTIスポーツの6速MT仕様を推奨したい。WRX S4を選ぶのが順当ともいえるが、6速MTのWRX STIと違って無段変速のCVTのみになる。水平対向エンジンと6速MTを継承する後輪駆動のBRZに乗り換えると、新しいスバル車の魅力を発見できそうだ。
スバルBRZ STIスポーツ画像はこちら
レガシィB4のユーザーには、WRX S4のSTIスポーツEXがある。ドライブモードセレクトでコンフォートモードを選ぶと、ショックアブソーバの動きがしなやかになり、快適な乗り心地を味わえる。このスポーツ性と上質感の両立は、かつてのレガシィB4に通ずるものがある。スポーツプラスモードにすると、ショックアブソーバの減衰力も適度に高まり、峠道などで機敏な走りを満喫できる。
スバルWRX S4のフロントスタイリング画像はこちら
そしてエクシーガのユーザーには、レヴォーグレイバックが相応しいだろう。2列シートのため3列シートのエクシーガと違って多人数乗車はできないが、車内は広く乗り心地は快適だ。最低地上高も200mmだから、悪路の走破性も高く、エクシーガに近い機能を備えているといえるだろう。
スバル・レヴォーグ レイバックのフロントスタイリング画像はこちら