この記事をまとめると
■デコトラの世界でも旧車が人気だ
■なかには新車を旧車風にカスタムする人もいる
■古いパーツを装着することにデメリットはないのか解説する
デコトラ界でも旧車が人気!
文明の発達にともない、なにかと便利な世のなかになった令和の日本。しかし、昭和の雰囲気もいまなお人気で、全国の観光地などでは懐かしいアイテムを取り揃えたレトロな施設が数多く存在し、注目を集めている。
自動車の世界でも、旧車の人気が凄まじい。イベントも定期的に開催されており、多くの旧車オーナーやギャラリーたちが押し寄せているのである。
デコトラの世界も同様に、旧式トラックへの関心が高い。なかでも昭和生まれのトラックをレストアし、当時の雰囲気で仕上げられたデコトラは、ギャラリーたちから熱い眼差しを浴びている。旧車を美しく維持するためには、知識はもちろん整備する技術も備えておかなければならない。誰でも所有できるものではないという事実が、旧車の人気をあと押ししているのだろう。
デコトラのパーツのイメージ画像はこちら
そんな昭和のトラックを当時のように飾るときに大切なのは、当時もののパーツを使用するということ。純正パーツの確保にも苦労する旧車であるが、当時もののパーツを集めるというのも、とても大変なことである。プレミアがついて高価格で流通しているものも多いため、想像以上の費用や手間を要してしまうのだ。
旧車を飾るにはたくさんの壁が存在するため、新しいトラックを旧車のように仕立てたデコトラも増えている。旧車のフロントグリルなどを流用し、あたかも昭和のデコトラのような雰囲気で飾り立てているのだ。そのような人たちにも当時ものの希少なパーツが好まれる傾向にあるのだが、果たしてそれは正しい選択なのだろうか。