この記事をまとめると
■さまざまなパーツやペイントを纏うデコトラ
■デコトラのパーツにはかなり高価なものが多い
■高価なパーツが多い理由にはワンオフであることなどが挙げられる
フロントバンパーの交換に数百万円かかるケースも
純正パーツやカスタムパーツ。それらを含めた自動車の部品は、とにかく高価なもの。乗用車の世界でも多種多様のアルミホイールやエアロパーツなどが市販されているが、自動車に興味がない人にとっては驚くほどの高価格設定となっている。そのため、奥さまの理解を得られずにくすぶっているマニア諸兄も数知れず存在していることだろう。
デコトラとは、華やかな絵や派手な電飾、過激なステンレス製パーツで知られる日本独自の改造車文化。トラックをベースにするという変わり種であるのだが、デコトラの飾りも安いものではない。基本となる素材が高価なステンレスであることに加え、そのほとんどがワンオフアイテムとなるからだ。職人たちが時間をかけて手作りしたものを、トラックに取り付けているのである。
トラックのパーツのイメージ画像はこちら
たとえばフロントバンパー。シンプルな形状のものから複雑なものまで存在するのだが、凝ったものであれば数百万円もかかるケースもある。限られた職人しか製作できないために高価なものとなるのだが、値段だけを聞けばぼったくりだと思ってしまう人が多いに違いない。
たしかに、わずかな時間で製作できるものを数百万円で販売してしまうのであればぼろい商売である。しかし、前述したようにワンオフで製作されるデコトラのフロントバンパーは、凝ったものであれば数カ月の時間を要してしまうのだ。