次のレース・来シーズンに向けての準備で忙しい日々を送る
このように、プロドライバーはトレーニングやイベント、取材対応などレース以外の仕事も多いようだが、日本自動車大学校のBドライバーとして72号車「OHLINS CIVIC NATS」を武器にST-2クラスに参戦する山野哲也選手は、よりサーキットでの仕事が多くなっているようだ。
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山野選手はスーパー耐久と並行して、全日本ジムカーナ選手権でも活躍しているが、「サーキットや自動車メーカー、タイヤメーカーがドライビングスクールを主催しているんですけど、そのインストラクターやアドバイザーの業務がもっとも多い仕事です」とのこと。
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さらに、「N-ONE OWNER’S CUPという軽自動車のワンメイクレースがあるんですけど、それのコーチも務めているので、やはり週末はサーキットにいる時間が多いです。基本的に自分がドライバーとして競技に出る日数よりも、運転を教えている日数のほうが多いですね」とのこと。
さらに、気になるウィークデーにおいても、「ジャーナリストとしても活動しているので、市販モデルを試乗してメディアへリポートを書くことが多いです。あとは自動車メーカーやパーツメーカーの開発テストに参加して、テスト走行を行っていることもありますね」と山野選手。これに加えて、「シーズンオフもスポンサーに対する企画提案もあるし、契約書の作成とか、翌シーズンの準備をありますから、意外と忙しいんですよね」とのことだ。
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ちなみに、「基本的に家で休むことはほとんどないけれど、趣味としてはゴルフが好きなので、気分転換をするために、時間を作っては練習場にいったり、コースをまわったりしています」とのことで、山野選手は束の間のオフもアクティブに過ごしている。
このようにプロのレーシングドライバーは、レース以外にもさまざまな業務があるようで、かなりハードなお仕事となっている。