ポルシェと共同開発したプラットフォームを採用した最初の市販モデル! アウディが新世代SUV「Q6 e-tron」の日本導入を発表 (1/2ページ)

この記事をまとめると

アウディがQ6 e-tronシリーズの日本導入を発表した

■ポルシェと共同開発したPPEアーキテクチャーを採用した初の市販モデルとなる

■2025年内にさらにワクワクしそうなEVを日本導入予定であることも予告

最新アーキテクチャー「PPE」を採用

 新時代に向けて車名の整理を目論んだアウディは、奇数車名を内燃機関車に、そして偶数車名をEVに与えることを2023年に高らかに宣言した。しかし、カスタマーからの「わかりにくい」という声を受け、この発表は2025年2月に撤回されており、従来どおりの名付けに戻されることになったという。

 さて、このようにちょっとしたごたつきのあったアウディであるが、この度、新型「Q6 e-tron」と「SQ6 e-tron」の日本導入を発表した。この車名からわかるのは、ミドルサイズもしくはアッパーミドルSUVのEVバージョンとそのハイパフォーマンスモデル……といったところだろうか。

 実際、今回導入されたQ6 e-tronは、「プレミアムミッドサイズセグメントに属する電動SUVであり、卓越したデザインと革新的なテクノロジーを融合させたモデル」だと発表されている。ボディサイズは全長4770mm、全幅1940mm、全高1940mmと堂々としたもので、ゆとりある室内空間と安定感のあるプロポーションが特徴だ。

 そしてこのプロポーションを実現したのは、同じグループにあるポルシェと共同開発した、「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャー」の採用によるところが大きい。

 流れるようなラインとシャープなエッジがバランスしたエクステリアデザインは、ダイナミックな印象を見る人に与えるもの。さらに、フタをしたように完全に閉じた立体的なシングルフレームグリルとサイドエアインテークが、EVであることを強く主張する。

 エクステリアのトピックとしては、最大8種類のライティングパターンを選択可能なマトリクスLEDヘッドライトや第2世代のデジタルOLEDリヤライトなど、革新的なライティングテクノロジーが与えられていることも見逃せない。

 気になるパフォーマンスは、Q6 e-tron後輪駆動が最高出力185kWで0-100km/h加速7.0秒、クアトロが285kWで0-100km/h加速5.9秒、さらにハイパフォーマンスバージョンのSQ6 e-tronはクアトロのみの設定で360kW(ローンチコントロール使用時380kW)で0-100km/h加速4.3秒を誇る。

 駆動用バッテリーには新開発のリチウムイオンバッテリーを採用し、一充電距離はQ6 e-tron後輪駆動で569km、Q6 e-tronクアトロが644km、SQ6 e-tronクアトロは672kmとなる。また、Q6 e-tronシリーズには最先端充電技術の800Vテクノロジーを採用し、最大270kWの急速充電が可能だ。これは約21分間で充電レベルを10%から80%に回復させることができる性能を備えており、日本国内では最大135kWの急速充電器により約35分で充電を完了できるという。これに効率化を図った回生システムが組み合わせられることで、Q6 e-tronシリーズは効率的なエネルギー活用が可能となっている。


この記事の画像ギャラリー

新着情報