この記事をまとめると ■スーパー耐久の2025年シリーズが開幕した
■走る実験室とも呼ばれるST-QクラスにDATを採用したGRヤリスが参戦
■重量増などがありながらもMT車とほぼ差がないパフォーマンスを披露した
2025年のスーパー耐久がスタート! 2025年のスーパー耐久シリーズ第1戦が3月21〜23日、モビリティリゾートもてぎを舞台に開催。土曜日の22日にST-Zクラス、ST-TCR、ST-4クラス、ST-5Fクラス、ST-5Rクラスの予選と決勝が開催されたほか、日曜日の23日には、ST-Xクラス、ST-1クラス、ST-Qクラス、ST-2クラスの予選と決勝に加えて、ST-Zクラス、ST-4クラスはダブルヘッダーとして2レース目が開催された。
チームにとってはハードなラウンドとなり、2日間に渡って4時間のレースが開催されていたのだが、この過酷なもてぎ大会で注目を集めていたのが、ST-Qクラスに参戦した1台のGRヤリスだといえるだろう。
ST-Qクラスに参戦したGRヤリス(104号車) 画像はこちら
自動車メーカーの開発車両を対象とするST-Qクラスには2021年の設立以来、トヨタや日産、ホンダに加えて、スバルやマツダなども開発モデルを投入。いずれも水素やカーボンニュートラル燃料を使用した次世代モデルで、まさに“走る実験室”として国内外から熱い視線を集めていることは、読者諸兄もご存じだろう。
残念ながらST-Qクラスに参戦している数多くのチームが2025年の開幕戦を欠場したが、昨年までGR Supra Racing Conceptを投入しながら、GR Supra GT4 EVO2の開発を行っていたGR team SPIRITが104号車「GR Yaris DAT Racing Concept」を投入。大政和彦選手/山下健太選手/河野駿佑選手/松井孝允選手のドライビングで、開幕戦にチャレンジしていた。
ST-Qクラスに参戦したGRヤリス(104号車)のドライバー 画像はこちら