屋根が空きゃ「オープンカー」なのは確か! だが名前も形式も沢山あるから違いがわかってこそクルマ好き!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■春はオープンカーに絶好の季節だ

■オープンカーとひと口にいってもさまざまな種類がある

■開放感を手軽に味わうならガラスルーフがオススメだ

オープンカーといっても種類はさまざま

 春になるとオープンカーが気になるという人も多いだろう。でも、いざ選ぶとなるといろいろな種類があることを知ることになる。

 たぶん多くの人が想像するのは幌屋根のソフトトップを備えたモデルになるだろうが、しかし、それ以外にもリトラクタブルハードトップ、タルガトップ、キャンバストップ、ガラスルーフなど、オープンモデルにはいろいろあるのだ。

 マツダ・ロードスターが代表格になるであろうソフトトップは、ふたり乗りでオープンが基本となるロードスター、4人乗りで幌を閉めたときの快適性も考えたコンバーチブルやカブリオレなど、種類だけに留まらず、呼び名もいろいろある。

 前者のメリットとしては、コンパクトに畳めること、車両重量の増加が抑えられることなどがある。ボディとトップのカラーコーディネートを含めて、いかにもオープンカーらしいビジュアルが楽しめることもポイントといえるだろう。

 ただし、屋根が金属ではないので、幌の構造によって違いはあるものの、閉めていても遮音や遮熱はいまひとつな場合が多い。内側に金属のフレームを備えているとはいえ、モノコック構造のクルマではボディ剛性が劣ることも。

 こうしたデメリットを解消すべく、20世紀末あたりから増えてきたのがリトラクタブルハードトップ。固い材質のルーフを折り畳んだりして格納するものだ。ロードスターのRF(リトラクタブル・ファストバック)など、独自の名称を与えるブランドもある

 しかし、ソフトトップとは逆に、畳んだ屋根がかさばること、重くなることがデメリット。とくに後者は環境性能に響くことから、「バリオルーフ」と呼ばれたこの方式を使い続けてきたメルセデス・ベンツSLがソフトトップに戻したりするという動きもある。


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森口将之 MORIGUCHI MASAYUKI

グッドデザイン賞審査委員

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2023ルノー・トゥインゴ/2002ルノー・アヴァンタイム
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ネコ、モーターサイクル、ブリコラージュ、まちあるき
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