新車価格を優に超える高騰ぶり
ホンダ シビックタイプR(FD2型)
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ホンダのレーシングスピリットを具現化したモデルとして1992年に初代NSXに設定されて以降、インテグラやシビック、海外ではアコードにも設定されたタイプR。現在はシビックのみに存在するグレードとなっているが、その人気は衰えしらずといったところだ。
なかでも2007年に登場した3代目のシビックタイプRは、4ドアセダンになったことでファミリー層が買いやすくなったいっぽう、これまで以上にハードな足まわりを与えられていたことなどもあって、当時は賛否両論のモデルとなっていた。
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とはいえその戦闘力はいうまでもなく一級品で、300万円を切る価格も相まって人気車種となっていったのだが、いまでは状態のよいものは新車価格の倍近い500万円を超える個体も珍しくない。もっとも安いものでもギリギリ200万円を切るかどうかという状況となっている。
トヨタ マークII iR-V/ヴェロッサ VR25
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スポーツモデルといっていいのか微妙なところではあるが、名機として名高い1JZ-GTE型ツインターボエンジンを搭載し、5速MTと組み合わされた最後のモデルとなるのが、2000年に登場した9代目マークIIおよびその翌年に登場した兄弟車のヴェロッサだった。
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基本的にはミドルクラスのセダンということで、ノーマル状態ではそこまでスポーティな走りを得意とするモデルではなかったが、豊富なアフターパーツも相まってドリフト競技などでは高い人気を誇るモデルとなっている。
とくに純正5速MT車は高値安定となっており、過走行で修復歴があるようなものでも200万円を下まわることはなく、状態のよいものでは400万円台も当たり前となっているのだ。