若干違和感あるけどココは日本じゃないのか? モーターショー取材でタイに行ったら街中が「ガチに日本車だらけ」でビックリした (1/2ページ)

この記事をまとめると

■バンコク国際モーターショー取材のためにタイを訪問

■WEB CARTOP取材班が空港から会場までの模様をリポート

■走っている車種がまるで日本のよう

空港ではタクシーのサイズが「S・M・L」ってマックかよ!

 バンコク国際モーターショーをご存じだろうか? 近頃世界各国のモーターショーも形を変えたり、正直なところ勢いを失ったりしている。かつて5大モーターショーと呼ばれたパリサロンやジュネーブショー、フランクフルトにデイトロイトなども、コロナ危機を境に縮小したり開催場所を変えたりとかつての華やかさはない、という話を耳にする。例外は日本で、東京モーターショーはジャパンモビリティショーとして生まれ変わり、第1回目となる2023年開催は大成功に終わった。

バンコク国際モーターショーの会場外側風景

 そんななか、アジアのモーターショーが元気なのだという。詳しいライター氏に聞けば、先ほど挙げた5大モーターショーなどとはちょっと「毛色」が違うようなのだが、日本人が想像するようなアジアの熱気そのままに、モーターショーが盛り上がっているというのだ。これは1度見に行かねばならぬ! そんなことを考えていたら、我らが交通タイムス社が主催する大阪オートメッセと協力関係にあるバンコク国際モーターショーが開催され、取材に行けるという。というわけで早速バンコクに飛んだ。

 じつは本稿執筆時点は、まだ開催前日。ところがタイには十数年前にスーパーGTの取材でサーキットに行っただけの「タイ素人」の私にとって、ちょっとビックリするような光景が広がっていた。

 羽田空港からの直行で7時間程度。到着したスワンナプーム国際空港はもの凄く近代的な、まだ日本にいるのかというぐらいのキレイさだ。ただし、そこかしこの装飾や広告などにはそこはかとない仏教国であるタイの雰囲気がただよっている。異国すぎて緊張するような光景でもないけれど、ちゃんと外国にいるという感覚が得られる、海外経験の浅い私には、なんかいい。

近代的だがエキゾチックなスワンナプーム国際空港

「タクシーはぼったくりなども多いから空港でチケットを取って……」と事前レクチャーしてくれたのは、我らがボスの交通タイムス社の社長。案内板も親切で、すぐにチケットを受け取る機械までたどり着いた。そこにはSMALL/MIDDLE/LARGEの端末がある。

タクシーチケットの端末

 取材班は3人で、それぞれがスーツケースひとつにバックパック、さらには三脚といったところ。「まぁミドルでしょ」とチケットを発券すると、そこに書かれている番号のレーンへ行く。待っていた車両はカローラ・アルティスだ。運転士さんにチケットを渡して荷物を積んでもらうが……載らない! 首を振って「ラージじゃないとムリだね」と英語で伝えてくる運転士さん。

タクシーチケット端末の画面

  

 というわけで発券からやり直し。ラージのチケットで向かった先にいたクルマはトヨタ・イノーバ、3列シートのミニバンだ。無事に荷物も乗せ、英語で目的地をいうのだがイマイチ伝わらない。運転士さんがGoogleマップが表示されたスマホを渡してきて、「ここに目的地を入力しろ」という。入れたところ、「あ〜、遠いよ。40分ぐらいかかるけど……いいの?」とのこと。マップでは約40km弱の行程で、40分強の数字が出てきている。「いくらぐらいですか?」と聞くと「1000バーツ(4000円強)」というのでOKしてスタート。ただし、タクシーに料金メーターはついていなかったので若干不安。

空港から会場までのタクシーの車内


この記事の画像ギャラリー

新着情報