メガーヌR.S.ウルティムの戦闘力と自分の弱点が完全に露呈! 10数年ぶりにレーシングスクールなるものに参加したら目から鱗だった (4/4ページ)

複数回受講する参加者が多い理由とは?

 さて、話を戻して、ユイレーシングスクールの参加者に、感想をお伺いしたのでお届けしたい。

小西靖彦さん 京都府
参加車両:メガーヌR.S.

メガーヌR.S.で参加した小西さん

 小西さんは、このスクールに挑戦したかったものの、関東での開催が多くてなかなか参加できず、富士スピードウェイならということで、3連休を利用して参加された。

「鈴鹿サーキットの走行経験はあるのですが、思ったように走れなかったので参加したかったんです。ユイレーシングスクールの鈴鹿開催もあるのですが、レーシングコースの走行もあるために別場所での経験が条件となっていたので、今回受講しました。別のレーシングスクールも経験したことがあるのですが、わかりづらくて……吉田先生の教えてくれることは、わかりやすくてとても楽しいです」、とのことだ。

 この日はメガーヌR.S.ウルティムへの試乗もあったため、その印象も聞いてみた。

「シャシーカップベースのためか、自分のメガーヌより軽快に感じました。自分のクルマでの走行も含めて、まだ少し恐いのでレースモードは試せず、スポーツモードで走っています。スクールを終えたらレースモードも試してみたいと思います」とコメントしてくれた。

匿名希望さん 神奈川県
参加車両:ゴルフR

ゴルフRで参加した匿名希望さん

 なんと参加は10回以上という匿名希望さん。奥さまを助手席に乗せて走行されていた。

「やはり走る時間が長く、基本的なことを何度も練習できるのが魅力ですね。ゴルフR以前に所有していたクルマでも参加しているのですが、クルマが変わると同じプログラムで走行しても学ぶことが多いです。このスクールの教え方がわかりやすく、自分にも合っていると思うから何度も通わせていただいています。毎回基本を教えていただいていて、成長はしているのですが、なかなか上手くいかないことも、通っている理由ですね」

 4WDとFFの違いはあれど、ゴルフRのライバルともいえるメガーヌR.S.に試乗した感想も訊ねた。

「パワフルさはメガーヌR.S.のほうが感じましたね。あとは軽さです。ゴルフRのほうが重厚な印象で、メガーヌはやっぱりよく曲がるな、と思いました」

嶋村和則さん 東京都
参加車両:シビックタイプR

シビックタイプRで参加した嶋村さん

 友人に誘われて参加したという嶋村さん。ご友人というのは次にご紹介するH.Aさんのことでバイク仲間だそう。これまでも富士スピードウェイや筑波、袖ケ浦などを走っていて、シビック・タイプRはサーキットを走りたくて買ったクルマだそう。なんとまだ納車から1カ月とのことだ。

「タイプRでこういったクローズドを走行するのは初めてですね。これまでも自己流ですがサーキットを走っていて、プロドライバーのレッスンなども受けたのですが、どうしてもひとりひとりを細かく見てくれるようなことがないんですよね。初参加ですが、このレーシングスクールは、個人をシッカリとみてくれるし、吉田さんがひとつひとつ細かく教えてくれてわかりやすいので、今後も続けて参加してみたいと思いました」と、手応えありという感じだ。

 タイプRのガチライバルともいえるメガーヌR.S.の感想も気になるところ。

「タイプRと同じFFなので運転もしやすかったですね。小気味よく動いてくれて、非常に軽快な感じがしました。タイプRがどちらかというとジェントルにサーキットを走れる印象なのに対し、メガーヌは気合いを入れて走るというようなイメージです。タイプRのほうがパワフルに感じますが、メガーヌは下のほうのトルクが太い感じがしました」と、ライバルの走りも楽しんでいただけたようだ。

H.Aさん 神奈川県
参加車両:GR86

GR86で参加したH.Aさん

 じつは18年前に参加して、その後はスタッフとしてユイレーシングスクールを支えていたというH.Aさん。そんな経緯もあり、数え切れないぐらいこのスクールを受講していて、吉田さんは自分の先生であり、イチ参加者としていまも年に1回程度、申し込んでいるという。

「いまは鈴鹿サーキットを2〜3カ月に1回ぐらい走行しているのですが、やはり基本を教えてもらえるこのスクールは大切です。サーキットのコースだとごまかしが利きますが、ここだとミスがミスとして露わになるので、自分の運転を見つめ直すいい機会にもなっています。あとは理論からきちんと教えてもらえる点が魅力ですね。どうしても運転は自己流になりがちですが、ここでは再現性のある練習が繰り返してできますし。何度参加しても新鮮で学びがあります」

 最新のクルマより原始的なほうが好みだというH.Aさん。

「いま乗っているGR86もトラクションコントロールなどは付いていますが、メガーヌR.S.はそれ以上の電子デバイスがあるので、個人的にはちょっと余計かなと思います。速いのはたしかに速いですけど(笑)。以前はNBロードスターなどに乗っていましたし、原始的なクルマが好みです。いまのラインアップだと比較的これ(GR86)が合っています」とのことだった。

 さて、こんなユイレーシングスクール。この先サーキットを走ってみたいという初心者はもちろん、長年サーキットを楽しんでいるようなベテランもステップアップできる内容となっていた。前述のとおり、ミニバンでも軽自動車でもSUVでも参加可能という点でもハードルは低い。運転が上手くなりたい、という人はぜひ一度参加することをオススメする!

■ユイレーシングスクールの詳細情報はコチラから

https://www.avoc.com/

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石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
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リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳

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