この記事をまとめると
■通行止めの標識にはさまざまな種類が存在する
■車両を指定して通行止めとしているエリアも多い
■斜線ひとつが車両、斜線ふたつで「×」になっているものが歩行者も含む
通行止めの標識ってこんなにあるの!?
標識のなかには特定の車両の通行を禁止している標識があります。標識を見るとおおよその見当はつくものの、「これって何だっけ?」となることもあるのではないでしょうか。今回は、通行止めの標識とその意味について解説します。
通行止めの標識にはさまざまな種類がある
通行止めを意味する標識には、さまざまな種類があります。よく知られる「×」マークになっている「通行止め」だけでなく、特定の車両の通行を禁止している標識もあります。では、実際にどのような標識があり、それぞれどのような意味なのか見ていきましょう。
⚫︎通行止め
「通行止め」は、歩行者、クルマ、路面電車の通行止めです。原則として人もクルマも入ることができません。
通行止めの標識画像はこちら
⚫︎車両通行止め
「車両通行止め」は、車両の通行が禁止されています。クルマをはじめとする車両の通行ができません。
車両通行止めの標識画像はこちら
⚫︎二輪の自動車以外の自動車通行止め
「二輪の自動車以外の自動車通行止め」は、二輪の自動車を除く自動車の通行止めです。つまり、クルマの通行ができないということになります。
車両通行止めの標識画像はこちら
⚫︎大型貨物自動車等通行止め/特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め
「大型貨物自動車等通行止め」は、大型貨物自動車、特定中型貨物自動車及び大型特殊自動車の通行止めです。「特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め」の場合は、クルマの種類に加え、「積3t」などの補助標識が付きます。
大型貨物自動車等通行止め/特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止めの標識画像はこちら
⚫︎大型乗用自動車等通行止め
「大型乗用自動車等通行止め」は、大型乗用自動車及び特定中型乗用自動車の通行止めです。
大型乗用自動車等通行止めの標識のイメージ画像はこちら
⚫︎二輪の自動車・原動機付自転車通行止め
「二輪の自動車・原動機付自転車通行止め」は、二輪の自動車と原動機付自転車の通行止めを意味しています。
二輪の自動車・原動機付自転車通行止め画像はこちら
⚫︎自転車以外の軽車両通行止め
「自転車以外の軽車両通行止め」は、自転車を除く軽車両の通行止めです。自転車の通行止めは別の標識となります。
自転車以外の軽車両通行止め画像はこちら
⚫︎自転車通行止め
「自転車通行止め」は自転車の通行止めです。標識内のイラストで自転車の通行を禁止していることがわかります。
自転車通行止めの標識画像はこちら
⚫︎車両(組合せ)通行止め
「車両通行止め(組合せ)」は、標識内に表示されているクルマの通行を禁止している標識です。クルマや二輪車のイラストなどが描かれています。
車両(組合せ)通行止めの標識画像はこちら
⚫︎大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止
「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」は、大型自動二輪車および普通自動二輪車の二人乗り通行を禁止する標識です。首都高速など二輪車の二人乗りを禁止している道路に設置されています。
大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止の標識のイメージ画像はこちら
⚫︎車両進入禁止
「車両進入禁止」は、一方通行の出口にある標識です。一方通行路の出口からの逆走を防ぐために設置されています。
車両進入禁止の標識画像はこちら
標識に書かれているイラストの車両等の通行止めがされている
通行止めの標識には、禁止している車両等のイラストが描かれているタイプとイラスト等が描かれていないものがあります。
イラストが描かれている標識の場合、そのイラストの車両等の通行が禁止されていることを意味しているため、おおよその意味を理解しやすいでしょう。
大型貨物自動車等通行止め/特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止めの標識画像はこちら
イラストが描かれていない通行禁止の標識などは、斜線ひとつが車両、斜線ふたつで「×」になっているものが歩行者も含むと覚えておくと理解しやすいのではないでしょうか。
もしものときのために、標識の正しい意味を理解しておきましょう。