この時期人間も地獄だがクルマの塗装も傷めるって最悪! そうそう毎日洗車できないけどクルマの「花粉対策」はどうする? (2/2ページ)

乗る頻度が少ないならカバーもアリ!

4)窓拭き&ワイパーゴムの清掃(マスク必須)

 この時期、屋外にクルマを駐車していると、運転席に座った瞬間、フロントガラスが花粉で覆われていて(下手をすると積もっていて)驚かされることがあります。

 ウインドウウォッシャー液とワイパーを使ってガラスに付着した花粉を除去することもできますが、水分を含んだ花粉がボディに飛び散ったり、排水口に詰まったりして悪さをします。

 出発前に時間があるなら、いらないタオルで窓ガラスとワイパーゴムを水拭きしてみてください。その際、マスク着用をお忘れなく。

5)あまり乗らないならボディカバーも有効

 クルマに乗るのは週に1度、あるいは月に2、3回という場合、ボディカバーを被せておくのも有効です。筆者も一時期、愛車にボディカバーを被せていましたが、この時期はカバーの表面がベトッとするほど花粉が付着していることに驚かされました。

 カバーの保管場所や、ふたたび被せる前に洗車しなければならないなどの手間も増えますが「ボディカバーを被せている間は花粉が付着しない」という安心感は絶大です。ボディカバーは消耗品とはいえ、数年間は花粉から愛車の塗装を守ってくれます。筆者も屋外駐車なので、(すでにシーズン真っ只中ではありますが)久しぶりに導入しようか悩み中です。

●まとめ:手間と安心感、どちらを選ぶか悩ましいところ

 飛散量の違いはあるにせよ、花粉は24時間絶え間なく降り注ぎます。この時期であれば、洗車をしているあいだにも新たな花粉が付着しているのが現状です。

 理想としてはこの時期は愛車をガレージにしまい込み、クルマに乗らないという選択肢となりますが、趣味車でもない限り現実的とはいえません。

 結論として、可能な限りこまめに洗車をするか、ボディカバーを被せて花粉の付着を軽減させるか。はたまたボディパネルが熱くて触れないくらい高温になる(ペクチンが溶ける)時期まで待ち、ボディコーティングのメンテナンスを行うか……。気になりはじめたら本当にキリがないので、どこかで線引きをするしかなさそうです。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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