
この記事をまとめると
■日本でもライドシェアが条件が限定的ではあるが解禁されている
■タクシーを呼んだらライドシェアとして運行している車両がやってきた
■現在のライドシェアはかつてのタクシーの早朝予約的な役割を担っている
ライドシェアを初体験!
先日仕事で、自宅最寄り駅から始発電車に乗らなければならないことがあった(午前5時少し前)。ところが駅に到着すると忘れ物に気がつき、自宅へ戻ることに。片道10分なので往復で20分歩くこととなった。
朝から忘れ物をしてしまったこともあり、再び歩いて駅まで戻る気力がすっかりなくなってしまった。そこで配車アプリを使ってタクシーを呼んで、乗り換え予定のターミナル駅まで向かうことにした。最近まではこの時間帯だとなかなか周囲にタクシーがいないことも多かったので、あくまで運よく短時間でマッチングしたらタクシーでターミナル駅までタクシーに乗ろうと考え、さっそくマッチングを試みた……といった具合だ。
ところが配車アプリを開くと、「ただいまライドシェア車両稼働中」のような表示があった。そして、そのままマッチングを試みると、なんとすぐにマッチングに成功し、数分で自宅(正確には自宅最寄りのバス停)までライドシェア車両が迎えにきてくれるというのである。
世界的にライドシェアサービスというものが普及しているが、それらは大手プラットフォーマーが、自家用車で送迎サービスをしたい一般のひとと、それを利用したいひとをスマホアプリ上で単純にマッチングさせるだけのサービスとなる(ドライバー登録には諸条件クリアというのはある)。
一方で現状の日本で展開されるライドシェアサービスは、日本型ライドシェアというものとなり、タクシー会社がドライバーや車両管理を行い、さらにサービス提供時間がタクシーの稼働が少ない時間や、繁忙時間帯などに限られているなど、世界的なライドシェアとはかなりサービスが異なっている。
筆者の居住地域では、2024年初夏あたりから日本型ライドシェアのサービスが開始されていたようなのだが、日本型ライドシェアサービスを利用するのは今回が初体験となった。