クルマの運転に潜む危険を実車を使ってレクチャー
まずは、安全運転のふたつのポイント、「クルマの死角を意識しよう」「ペダルの踏み間違いに気をつけよう」ということで、店舗の前にクルマを停めて、カラーコーンを使って死角を確認していきます。クルマに乗り込む前に、まわりを1周まわって死角をチェックすることも推奨。運転席では、周囲が見渡しやすい正しい運転ポジションの取り方も指導します。
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ペダルの踏み間違いについては、どんなときに踏み間違うことが多いのか、原因を明らかにしていきます。じつは、人はびっくりしたときに踏み間違いを起こしやすく、ブレーキだと思ってアクセルを踏んで急加速してパニックになってさらに踏み込んでしまうとのこと。
また、踏み間違いを起こしやすい場所としては駐車場が多いのだとか。周囲を確認しなければならないことや、車庫入れに集中してしまうという理由で、足もとへの意識がおそろかになりがちだということです。踏み間違いを起こさないための対策として、足を置く位置を決めて、ペダルの位置との距離や足の動きをしっかり見ておき、普段から正しく踏む練習をしておくことが大事だそう。
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最後に衝突回避支援システムを実際に体験して、健康安全運転講座は終了。2017年5月から本格的に開始してから2024年3月までで、累計4600名を超える地域住民の方々が参加したとのことです。
2024年度以降も、51の販売会社・80の市町村で実施を予定しているというダイハツの健康安全運転講座。いくつになっても自由に移動できる自立した生活を目指して、ぜひ多くの人に参加してほしいですね。