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「愛車をカスタムするなら売ることなんて考えるな」は確かに正論! とはいえイジっても買取価格を下げない方法はある? (2/2ページ)

「愛車をカスタムするなら売ることなんて考えるな」は確かに正論! とはいえイジっても買取価格を下げない方法はある?

この記事をまとめると

■リセールバリューを保ちながらも愛車を自分好みにドレスアップする方法を紹介

■やりすぎずいつでもノーマルに戻せる状態をキープしておくことが重要

■突き抜けたドレスアップをしたいならリセールバリューという観点は諦めるべきだ

ドレスアップは基本的には査定価格を下げるもの

 オーナーインタビューをしていると、「人と被るクルマや被るドレスアップはしたくない」という話をしばしば耳にします。しかし、ワンオフ品やカスタムオーダーでもない限り、大量に生産されている商品の組み合わせとなるので、大なり小なり人と被ってしまうのは仕方ないところです。

 それでは納得がいかず、自分の理想やこだわりを追求すればするほど、ノーマルの状態からは離れるいっぽうです。行きつくところまで行きつけばオンリーワンの愛車が完成しますが、もはや純正状態に戻すのは至難の業というほどの変貌ぶりになることもしばしばです。

 いまの愛車が一生モノ、アガリの1台というのであれば徹底的に自分の理想を追求できます。しかし、なんらかの事情や心境の変化で手放さなければならなくなったとき、いままでのこだわりが思わぬ形で影響を及ぼすことになるのがなんとも辛いところです。

 では、「売るときに損をしないドレスアップ」とはどういったものになるのでしょうか。考察してみました。

●基本はノーマル戻しができるところまで

 いつの時代も人気のボディカラーが「白系・黒系・シルバー」であるように、クルマを売る側としては「中古車として売りやすいクルマであること」がリセールバリューに直結します。それが行きすぎるとプレミアがつくなど、強気な価格設定となってしまうわけです。

 その反面、不人気なボディカラーのクルマや過走行のクルマ、内外装が社外パーツでドレスアップされたクルマなどは、それだけで好みがハッキリとわかれるため「中古車として売りにくいクルマ」と解釈され、安く買い叩かれてしまうのです。

 売却時には「中古車として売りやすいクルマ」にするべく、ドレスアップは「いざというときにはノーマルに戻せる状態」にとどめておくことをおすすめします。

●純正オプションのエアロは有利

 フルノーマルではいまひとつ物足りない。それほど派手なものは望んでいないけれど、可能な範囲でカッコよくしたいというのであれば、純正オプションのエアロを装着する方法もアリです。メーカークオリティだけにフィッティングも良好。かつ実用性も考えられており、道路の段差にも配慮されていることが多いのです。

 しかも純正品ということで、リセールバリュー時にもプラスに働くことがあるため、下手をするとエアロ代のもとが取れてしまう可能性もあります。また、ローンを組んで新車を購入する場合にエアロも込みで契約ができるので、のちのちのカスタマイズ費用を抑えることにもつながります。

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