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接地寸前のプレジデントは女性オーナーの愛車! シャコタンを極めたVIPカーから目が離せない!! (2/2ページ)

接地寸前のプレジデントは女性オーナーの愛車! シャコタンを極めたVIPカーから目が離せない!!

この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2025「Garage Excellent」ブースの日産プレジデントを紹介

■大胆なフェンダー加工やエアサス導入で驚異のローダウンを実現

■抑えめなエアロパーツと深みのあるキャンディレッドでセンスよく仕上げられた

会場内随一の「シャコタン」

 2025年の2月7〜9日に大阪港湾地域のインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2025」。記録的な大寒波に見舞われるなか、3日間で合計19万人以上のカスタムカー好きが来場し、会場は熱気を伴う賑わいを見せていました。

 ここでは、多くの出展車両のなかから、筆者がとても興味を惹かれた車両を紹介していきたいと思います。会場内には多くの“シャコタン(車高短)”カスタム車が展示されていましたが、そのなかでも一種独特の空気を放つ、“超”が付くほどのシャコタン車両を発見。その独特な空気の発信源である「日産プレジデント」を見ていきましょう。

 カスタムショップや個人の出展が多く並ぶ4号館のなかでも、その低さで人目を引いていた車両がありました。それがこのワインレッドの日産プレジデント(JG50型)です。エアロが付いたサイドシル部での地面とのすき間は推定40mmという、低さだけでも驚きに値するこのクルマ、オーナーはなんと女性だそうです。

 オーナーの「ゆり姫」さんは、VIPカーやスタンス系のカスタム界隈では有名な方のようで、このプレジデントは毎年のように仕様を変更しながら乗り続けていて、過去にはVIPカーのカスタムコンテストで優勝歴もある1台です。昨年の大阪オートメッセ2024にも、今年と同様に「Garage Excellent」の枠で出展していました。

 さて、このプレジデントですが、最注目はやはりこの車高の低さでしょう。カスタムを知っている人のなかには「エアサス入れて下げただけなんでしょ?」なんて思う人がいるかもしれませんが、サスペンションだけではこの低さを実現するのは不可能です。

 確かに車高調整ダンパーを入れたり、エア圧の調整で車高が任意に変更できるエアサスの導入で大幅に車高を下げることは可能ですが、一般的な車種ではサスペンションアームや車軸などがフレームやボディと接触してしまうため、接地させるほどには下げられないケースがほとんどです。ましてやこの車両のように大径の19インチホイールを履いていると、その径が増したぶんも下げなくてはならず、大がかりな加工が必要になります。

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