セナのF1エンジンを売るってマジ!? ホンダのF1開幕直前説明会で語られた濃厚な中身!! (2/2ページ)

F1日本グランプリ開催期間中に東京でイベントを実施

 渡辺社長に続いて登壇したのは、HRC F1パワーユニット開発責任者である角田氏であった。角田氏からは、2015年に第4期F1活動を開始して以来これまで、数々の困難に立ち向かい、そしてそれらを克服して、2023年には22戦21勝というF1の歴史に残る偉業を成し遂げたことが熱く語られた。

 2026年からは、車体もパワーユニットのレギュレーションも新しくなり、技術的なハードルも上がるが、引き続き全力でパワーユニットの開発に取り組んでいくことを表明した。

 最後に、鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランドの斎藤社長が登壇。F1ビジネスの広がりを受けての日本におけるF1とのタッチポイントとファンの拡大、BtoBビジネスに向けた取り組みについて説明があった。

 今年で35回目を迎えるF1日本グランプリにおいては、より多くの人にF1と関わりを持ってもらうために、決勝レース時のオープニングセレモニーにて、市川團十郎さん・新之助さん親子による歌舞伎舞踏を披露をしてもらう予定であるという。

 さらに、4月4日(金)には鈴鹿サーキットにおいて「F1日本グランプリビジネスカンファレンス」を開催。これはビジネス視点でF1日本グランプリを見た場合の魅力や活用事例を紹介し、F1日本グランプリをビジネスフィールドとして捉える企業が増えるよう働きかけをするという。

 そのほか、4月2日と4月4日(金)から6日(日)の4日間にかけ、F1日本グランプリ公式プロモーションイベントとして「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」も開催される。期間中は東京BAY(お台場・青海)にて、F1日本グランプリのパブリックビューイング、F1マシン展示、体験型F1イベント、音楽ライブなどを楽しめるコンテンツが展開される。また4月2日には、F1マシンのデモ走行イベント「Red Bull Showrun × Powered by Honda」も開催され、東京お台場をF1マシンが駆け抜けるという。

 すでにホンダとレッドブルグループとのラストダンスのプレリュードが始まっている2025年。そしてアストンマーティンとタッグを組んで挑戦する2026年以降の第5期F1活動にむけて走り出しているホンダ。今後のホンダのF1活動にも大いに期待したい。


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