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80年代の「フルノーマル」がこんなに美しいなんて! レストア車3台の造形美にノックアウト (1/2ページ)

80年代の「フルノーマル」がこんなに美しいなんて! レストア車3台の造形美にノックアウト

この記事をまとめると

■ノスタルジック2デイズでフルノーマルなハチマル車を探索した

■ディーラーや専門業者によるレストア車など3台を紹介

■維持に手間暇かかったクルマばかりで希少なノーマル車の価値を再認識する機会となった

「ノスタルジック2デイズ」でフルノーマルな1980年代車を探す

 今年で16回目を迎えた、日本最大級のクラシックカーイベント「Nostalgic 2days」。スポーティなカスタマイズカーが目立つ会場ですが、“どノーマル”なハチマルを愛車にする筆者としては、あえて自分の心の琴線に触れるクルマを探索。今回はそんな3台を紹介したいと思います。

●メーカー系ディーラーが手がけた逸品

 最初に紹介するのは、茨城トヨペットが展示した5代目のトヨタ・マークII(X70型)です。黒基調の上品なブースに展示された「GT TWIN turbo」はまるで新車のように輝くボディが目を引きます。

「数年前からレストア事業の計画を開始、弊社の創立70周年に合わせて第1号は70系のマークIIにしようと。まあ、偶然に程度のいい個体が見つかったこともあるのですが(笑)[茨城トヨペット株式会社 管理部人財創造課 係長 島田敏久さん]」。

 トヨタ系ディーラーによるレストア事業はネッツトヨタ富山や奈良トヨタが有名ですが、それに次ぐ格好でのスタート。旧いクルマに乗り続けたいというお客さんをディーラーとして見捨てないという趣旨はあっぱれです。

「新品パーツは出ないので、今回はパワーウインドウのレギュレーターパーツを新規で製作したり、内装はすべて分解、熱を加えて歪みを修正するなどをしています」とのこと。

 2日間の会期中にはなんと10件以上の「引き合い」があったそうですが、このマークIIは記念すべき第1号として販売の予定はなく、今回のようなイベントなどで展示の予定。

「あくまでも個人的な希望ですが、今後は初代のMR2などを扱ってみたいですね。ディーラーによるレストアとしての信頼に応えられるよう、お客さまとのコミュニケーションを図ってゆきたいと思います」。

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