デザインと性能を追求しつつ異次元の安全性を実現
サスペンションとともに、自動車の足まわりを構成するパーツであるホイール。
路面に接地するタイヤを支える部位だけに、機能面において重要なことはいうまでもないが、タナベの強みは、このサスペンションとホイールをともに自社で開発・製造している点にある。
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自動車用アフターマーケットにおいて、アルミホイールが一般に流通しだしたのは1960年代のこと。1970年代に入ると、モータースポーツのイメージをストリートにもち込んださまざまな名作ホイールが登場する。一世を風靡した「スピードスター」や「フォーミュラ」は代表的な存在だが、そんな定番ホイールを現在でも生産し続けるだけでなく、最新鋭の技術も併せもち、多彩な製品の開発を行っているのが「SSR」ホイールだ。
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2025年現在、SSRでは計11のブランドでホイールの開発・生産を行っている。タナベのサスペンションと同様に「GT」や「ディバイド」などのブランドが存在しており、スポーツカーだけでなくミニバンやSUV、さらに軽自動車にいたるまで、あらゆるカテゴリーの車両に最適なデザインや構造をもつホイールがラインアップされる。
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機能面はもちろん、スタイリング面においても交換したことによる変化が大きいホイールは、モディファイやチューニングの第一歩として語られることが少なくない。それゆえ軽量性や高い剛性、デザインといった要素がホイールの特長としてクローズアップされがちだが、SSRがなによりこだわっているのは安全性である。
1970年代に入って各社からアルミホイールが発売されるなか、当時の運輸省と通産省からの通達をもとに、アルミホイールの品質向上と安全性の確保を目的として1978年にJWL(日本軽合金ホイール技術基準)が、1981年にはVIA(自動車軽合金製ホイール試験協議会)が発足。JWL基準に定められた製品であるかどうかを、第三者公的機関として確認するのがVIAであり、両者に合格したホイールについてはJWLとVIAマークの表示が記される。
※MK-Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ・FL-Ⅱなど一部製品は対象外
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SSRではさらに、両協議会が定めた試験機をいち早く自社工場へと導入。新作ホイールは、開発中の段階からJWL/VIA規格よりも高いレベルに設定された社内基準を上まわることが求められる。また現行製品においても、定期的な検査を行って優れた品質と高い安全性の確保に取り組んでいるのだ。
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これほどまでに企業姿勢として安全性を追求しているのは、SSRが長年にわたってモータースポーツに参戦してきた経験があるからにほかならない。モータースポーツ参戦で得られた知見を市販車用ホイールの開発にフィードバックし、さらに職人の手による生産工程を経ることで、プレミアム性の高い高品質なホイールを実現している。
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「ルールは守る。常識は超える」。
SSRブランドのホイールと、tanabeブランドのサスペンションを自社で開発・製造しているタナベは、この言葉とともに、ユーザーが理想とするスタイリングとドライブフィールの実現を追求し続ける。
モータースポーツシーンで蓄積された技術を市販製品にフィードバックし、その卓越したクラフトマンシップにより、足まわりを中心とした総合パーツメーカーとして、日本のチューニング&カスタムカーカルチャーを牽引するトップランナーだ。
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