この記事をまとめると
■交通違反の違反キップは交通違反の重さに応じて「青」と「赤」がある
■「青キップ」は比較的軽微な違反で反則金の納付により裁判や取り調べを受ける必要がなくなる
■「赤キップ」は交通の危険を生じさせる違反で一発免停または取り消し処分となる
ドライバーなら絶対に受け取りたくない違反キップ
交通違反の取り締まりを受けたときに受け取る違反キップには、「青キップ」と「赤キップ」があります。このキップの違いとは何なのでしょうか。また、どこまでが青キップで、どこからが赤キップになるのでしょうか。この記事では、交通違反で取り締まられたときに受け取る違反キップの「青キップ」と「赤キップ」の違いや境界線を解説します。
交通違反の重さによって変わる違反キップの種類
交通違反で取り締まられたときに受け取る違反キップには、「青キップ」と「赤キップ」があります。これら違反キップには、次のような違いがあります。
◆青キップ:比較的軽微な交通違反をした場合
◆赤キップ:交通の危険を生じさせる重大な交通違反をした場合
上記のような違いにより切られるキップの種類が異なります。つまり、交通違反の重さによって切られるキップの種類が変わるということです。
青切符と反則金画像はこちら
ここからは、それぞれのキップがどのような場合に切られるのか解説します。
青キップとは?
比較的軽微な違反をしたときに切られるキップが青キップです。青キップは、一時停止の違反や駐停車違反などに対して切られるキップとなります。青キップを切られてしまったときは、反則金を納付することで刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けることがなくなります。
青切符に書かれた反則金に関する文言画像はこちら
赤キップとは?
重大な交通違反をしたときに切られるキップが赤キップです。赤キップは、飲酒運転や無免許運転など交通の危険を生じさせる交通違反をしたときに切られます。また、違反点数6点以上の違反、つまり、一発免停または免許取り消し処分となる交通違反をしたときに赤キップが切られます。
赤キップを受け取った場合は、書類に記載されている指定日に指定された場所へ出頭しなければなりません。
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指定日に指定場所へ出頭し受付を済ませると、警察官が交通違反に対する取り調べを行います。その後、検察官による取り調べと略式命令の請求、裁判所の略式命令、罰金の納付の順で手続きが進められます。
この一連の手続きの所要時間は、混雑状況や事案の内容などによって異なりますが、おおむね2時間です。
違反キップを受け取らないためにも日頃からルールを守ろう
青キップや赤キップといった違反キップは、受け取りたくない書類のひとつです。
違反キップを受け取ってしまった方のなかには「運が悪かった」という方もいますが、日頃からルールを守って運転していれば違反キップを受け取ることはありません。
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もし、違反キップを受け取ってしまった場合、所定の手続きをすると同時に、改めて自分の運転を見直し、ルールを守った運転ができているか再確認しましょう。