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高速道路の車線規制のときの発炎筒を人が投げる時代は終わる! いま連続自動投下できる装置を搭載したクルマが採用されていた (1/2ページ)

高速道路の車線規制のときの発炎筒を人が投げる時代は終わる! いま連続自動投下できる装置を搭載したクルマが採用されていた

この記事をまとめると

■工事などの際、高速道路で車線規制がされることは少なくない

■安全対策が不十分だと前方不注意などによる事故が起こりかねない

■そこで開発されたのが「発炎筒自動投下装置」搭載車両だ

高速道路でたびたび行われる車線規制

 高速道路では、工事や事故処理などで車線規制を行うことが多い。その場合、従来の2車線あるいは3車線から1~2車線が塞がれて使えなくなるわけだ。クルマが高速走行をする道路で無理な規制を行えば、たちどころに事故が発生することになりかねない。だから、綿密な計算を行った上で万全の態勢を敷いて規制が実施されるのだ。

 状況によって規制のやり方には違いがあるものの、概ねまず工事や規制があることを示す看板が、規制場所からかなり手前の道路サイド数カ所に立てられる。さらに、必要に応じて「標識車」と呼ばれる車両が、規制の発生していることを看板で表示する。これは、トラックやSUVなどの荷台、天井部に表示看板を載せた車両だ。看板には、「工事があること」「事故が発生していること」「車線を規制していること」「あらかじめ寄るべき車線の方向」などが表示される。

 さらに、発炎筒を設置することもある。これは、規制を行う作業員が乗車する車両から一定の間隔で、道路に投下していくというのが一般的であった。

 しかし、この方法は走行中の車両から行うので正確な投下ができないという欠点がある。高速道路にはつなぎ目があり、ここに発炎筒が落下すると最悪の場合は大きな火災になる危険性があるのだ。

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