濃厚な味付けの牛すじをご飯にオンしたら至福のひと口が待っている! 日本一裕福な村にある「日光橋食堂」味もコスパも最強だった【懐かしのドライブイン探訪その9】

この記事をまとめると

■運転手のオアシスであるドライブイン

■プロドライバーのみならず多くの人が訪れる

■今回は愛知県にある「日光橋食堂」を紹介

愛知のローカルフードを食す!

 急速に数を減らしている運転手のオアシス、ドライブイン。大型の駐車場を完備するドライブインはプロドライバー御用達の場所としてはもちろん、地元の馴染み客には欠かせない存在。

 平成以降、高速道路やバイパス道路網の発達で旧幹線道路の車両通行量の減少、さらにはコンビニエンスストアや大手外食チェーン店、それに道の駅の台頭によって客足の減少も進み、かつて隆盛を誇ったドライブインは急速に数を減らしていった。

 しかし、近年ではレトロな佇まいが“映えるスポット”として若い女性に人気のドライブインも。にわかに人気が復活しつつある全国各地の繁盛店を紹介する第9回目だ。

 日本一裕福な村として有名な愛知県飛島村にある日光橋食堂。国道23号線、名四バイパスを名古屋方面沿いの梅之郷交差点手前と、ドライバーにとっては抜群のアクセス。トラックも余裕で停められる駐車場の広さだ。

「家庭的な料理を、お腹いっぱい食べてほしい」との思いで作られたメニューは、どれもボリューム満点。味はもちろん、そのコスパの高さでもトラック運転手からファミリーまで大人気。近くに工場がたくさんあるので、作業員やサラリーマンも多め。平日は早朝の6時30分開店で20時00分まで。とにかく朝早い時間からの営業がありがたいお店だ。

 店内は昔ながらの昭和レトロ感満載な食堂の雰囲気。お店に入って左正面が食堂。左手と右前方にテーブル席が多数ある。左側には単品のおかずが取れる棚に冷蔵庫。角には名物の牛すじ煮込みコーナーがある。

 ここは地元ローカルテレビ番組の放送歴が多数ある人気店で、「ぐっさん家」「ウドちゃんの旅してゴメン」「千原ジュニアの愛知当たり前ワールド」などで紹介されている。ぐっさんこと山口智充さんや、ウド鈴木さんのサインも壁に掛けられ、眺めるのも楽しい。

 壁一面に掲示されているメニューの豊富さにビックリ。1番人気は豚肉やニンニクの芽、もちもちの太麺をみそベースのピリ辛ダレで炒めた、「スタミナ焼きそば定食(900円)」。口コミサイトでも定番の人気メニューだ。愛知のローカルフードらしく濃厚な味付けだ。

 今回は、愛知のローカルフードを味わいたくて、「牛すじ定食(850円)」を注文。じっくりと時間をかけて煮込んだ牛すじは、トロトロに柔らかく圧倒的な濃厚なみそ味。

 牛すじは2串でもボリューム十分、ひとかけらがこのビックサイズだから。ホロホロお肉に濃厚な味噌ダレ。県外者でもこれは美味い! ご飯にオンしたらもうたまらん! ご飯が何杯でも進んでしまうガテン系のパワー定食だ。

 全国チェーン店には無い落ち着いた雰囲気に癒される、王道の大衆食堂。リピート確定。男なら喰うべし。

ショップインフォメーション

日光橋食堂
TEL:0567-52-1867
住所:愛知県海部郡飛島村梅之郷中梅33-3
営業時間:6:30~20:00
定休日:日曜日


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