WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

松田次生選手と愛車180SXに黒山の人だかり! 大阪オートメッセのカロッツェリアブースは「いい音を求める人」の熱気で溢れていた (3/3ページ)

松田次生選手と愛車180SXに黒山の人だかり! 大阪オートメッセのカロッツェリアブースは「いい音を求める人」の熱気で溢れていた

松田次生選手の愛車とトークショーに来場者も興味津々

 西日本が広範囲に渡って大雪に見舞われ、周囲の交通網が麻痺するなか、3日間で約20万人が来場した大阪オートメッセ2025。その最終日となる2月9日、プレスルームでも「なんか、人凄かったらしいな!」と話題になるほどファンが集まったのが、カロッツェリアブースでの松田次生選手トークショーだ。

 松田選手とカロッツェリアの“馴れそめ”は、カロッツェリアの特設サイト「松田次生&小林可夢偉 presents 180SX 進化計画」に詳しいが、中古で購入した愛車・日産180SXに付いていた古いナビ/オーディオをなんとかしたいと小林可夢偉選手に相談した松田選手が、愛車に装着されたカロッツェリアのサウンドに感動。「ぜひこの思いをファンに伝えたい」ということで、松田選手たっての希望で、トークショーの開催が決まったのだ。

 トークショー開催予定の30分ほど前にブースに到着すると、すでにステージ前に人の列……そして続々と増えてくるお客さんを見て、展示用什器の移動など、対応に追われるスタッフたち。

「松田選手って、やっぱり凄いんですね……」。

 カロッツェリア広報M女史が思わず呟く。SUPER GT通算24勝と歴代最多勝利を誇る松田選手の人気は想像以上だった。

 そんなリビングレジェンドの松田選手だが、素顔は至って気さく。トークショーも終始、和やかな雰囲気で行われた。

 レーサーとしてまだ駆け出しの18歳、今と違って“Hマーク”を付けて戦っていた頃、「先輩が乗っていて、峠で速かったんですよ〜」と当時憧れていたといいう180SX。念願叶って3年ほど前に中古で購入した1997年式の180SXだが、“ネオクラシック”の域に入る年代だけに、トラブルも多かったという。オーディオに関しても、再生できるのはCDのみ。

「実家から昔買った浜崎あゆみのCDを持ってきて聞いてました(笑)。でも同じCDを聞き続けていると、東京から三重まで往復する間に飽きちゃうんですよね。運転している間はCDを入れ替えられないですし」。

 さらにカーナビは電動で立ち上がるインダッシュモニターが付いたタイプだったが、モニターは壊れて立ち上がらない状況だったという。意外にも、これまで愛車のオーディオをカスタマイズした経験がほとんどなかったという松田選手。カロッツェリアと関係の深い小林可夢偉選手に「何かいいのある?」と相談したことで、180SXとカロッツェリアのプロジェクトがスタートしたという。

「いまはスマホでナビを使う人も多いですよね。だからスマホとクルマをワイヤレスで連携できるようにしたい。あとは音が割れていたのでスピーカーも交換しているんですけど、昔はみんな、リヤトレイにボックス型のスピーカーを付けていたんですよ。しかも昔はロゴが光ってカッコよかった。今付けているのは光らないんですけど、白いロゴがクッキリとしていて目立つので十分かなと。ただ、もともとリヤゲートにスモークを貼ろうと思っていたですが、それはやめました(笑)」。

 もちろん見た目だけではなく、サウンドも感動モノだった。

「凄いですよ。ライブ会場みたいです。目の前で浜崎あゆみが歌ってる!  みたいな(笑)。普通、カーオーディオって足もとから音が聞こえてくるじゃないですか。目の前で歌ってくれているような臨場感を味わったのは、初めてでしたね。じつはサブウーファーは付いていないんですけど、重低音もしっかり出ていて。とくにエヴァンゲリオンの『残酷な天使のテーゼ』を聞くと凄いですよ」。

 さらに松田選手を驚かせたのがシステムの“重さ”。元々付いていたナビ/オーディオは、古いこともあって、ナビはモニターと本体が別体。配線の量も物凄く、重量が20〜30㎏くらいあったのだという。

「いまのシステムは、以前の半分くらいでしょうね。スポーツカーは軽ければ軽いほど運動性能が良くなるので、“音が良くなって、走りが良くなって、使い勝手も良くなる”。こんないいものないじゃないですか」。

 今まで、カーナビを買ったことはあるが、スピーカーを交換した経験は無かったという松田選手だが、すっかりカロッツェリアサウンドの虜になってしまったようだ。

「第二世代のGT-Rだったり180SXだったり、少し古いクルマはスマホとも繋げられないじゃないですか。でも今回のシステムだったら、90年代のクルマでスマホと連携していい音が聞ける。ドライブに行く楽しみが増えますよね」。

 この180SX以外にもGT-RやフェアレディZなど、愛車が10数台というガチのクルマ好きである松田選手。トークショーの最後には、他のクルマもカロッツェリア仕様にしたいという“おねだり”も(笑)。来年は松田選手の別の愛車が、大阪オートメッセに展示されているかもしれない。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了