人気車種の「受注停止」が目立つ日本! ほしいクルマが買えないいまの状況を販売店に確認してみた (2/2ページ)

日産やスズキでは一部車種で納期の短縮が進んだ

 このほか、日産はフェアレディZが受注を停止していたが、いまは状況が変わった。販売店では「納期は平均約5カ月に収まる。ミッドナイトパープルなどの外装色は約1年を要するが全般的に短い。スグに納車できる在庫車もある」とのこと。

 その一方で同じ日産のGT-Rはいまでも受注を止めている。「2025年モデルを2024年に発売したが、短期間で売り切れた。受注再開のメドは立っていない」とのことだ。

 ホンダのシビックタイプRも受注を停止している。「シビックタイプRの標準仕様は以前から一貫して受注を止めている。追加されたレーシングブラックパッケージも短期間で終了した」という。

 変化しているのはジムニーで、追加された5ドアのジムニーノマドは、2025年1月に受注を開始すると数日間で約5万台に達して停止した。販売店では以下のように説明する。

「ノマドの受注再開時期は不明だ。現時点で契約している車両の納車が2025年末までかかるため、少なくとも10月ごろまでは受注を開始できない。3ドアのジムニーシエラは、ノマドの登場を受けて納期が短縮された。以前は1年以上だったが、いまは約半年だ。しかし、ノマドの受注停止で、シエラの納期が再び延びる傾向にある。軽自動車のジムニーは、以前は1年以上だったが、いまは約8か月に落ち着いた」

 このようにジムニーは、バリエーションモデルの状況によって納期の伸縮が激しい。


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渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
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13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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