パジェロにポルシェ959にゲレンデとか激熱! ダカールラリーの旧車限定クラス「ダカールクラシック」に昭和オヤジ感涙必至!! (2/2ページ)

出場可能車両はダカール・ラリーの歴史そのもの

 さて、ダカールクラシックに出場可能な過去のダカール・マシンを見ていくと、当時の胸アツメモリーが蘇ります。まずは、四輪駆動のポルシェ911はお約束のロスマンズカラーで登場。1984年には911SC 4WD(Type 953)が総合優勝をもぎ取りましたからね。

 さらに、四輪駆動の先駆けとしてはレンジローバーだって優勝しています(1978年/第1回大会/四輪部門)ダカールクラシックには2ドア、バンボディのいかにも走りそうなスタイルで参戦しています。

 レンジローバーの優勝に刺激を受けたのが、メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲン。1983年には名手ジャッキー・イクスが駆った280GEが総合優勝。むろん、クラシックにも多数エントリーされており、ショートボディのみならず4ドアロングも砂漠をかっ飛ばしているようです。

 また、忘れてならないのがパジェロやランクル、サファリといった国産マシン。いずれも丈夫で砂漠でも壊れづらいと評判で、当時からそのまま残っているものが多数あるそうです。現在の開催地であるサウジアラビアでも同様で、クラシックにはさまざまな日本車が参戦中。

 そのほかにも、ラーダ・ニーヴァやVWビートルのバギー、あるいはフランスのプライベーターが好んで使ったプジョー504などなど、エントリー可能車輌はそれこそダカールラリーアルバムの体をなしています。

 こうしたマシンが、本家ダカールラリーと並走する場面もあるのですから、見ごたえのないはずがありません。いや、むしろ見たら走りたくなるというほうが正確かもしれません。

 ワークスでなくともエントリーしやすいダカールクラシック、我こそは思う方はぜひ砂漠の大冒険をしてみてはいかがでしょうか。


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石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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