最新装置が惜しげもなく投入されている
・流体式リターダ
トランスミッションブレーキとも呼ばれている補助ブレーキ。フットブレーキの多用によるベーパーロック現象やフェード現象防ぐ役割を担う。
・車間距離保持機能付オートクルーズ
あらかじめ車速を設定することで、それ以上のスピードが出ないように抑制する装置。さらに、高精度ミリ波レーダー・補助ブレーキ・流体式リターダー・8速AMT(機械式オートマチックトランスミッション)をトータル的に制御することで、車速と前走車との車間距離の双方を適切にコントロールする。これに、自動停止、自動発進機能をプラスしたものが、プロキシミティー・コントロール・アシストだ。
・アクティブ・サイドガード・アシスト
高精度ミリ波レーダーが死角となる車両左側方に存在する歩行者、自転車、車両、障害物などを検知。
・アクティブ・ブレーキ・アシスト4
前方に走行車両、静止車両、歩行者の存在を高精度ミリ波レーダーが検知、衝突の危険性があると判断した場合に段階的に警告(警報音&モニター表示)を発する。さらに、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動し、衝突被害の軽減または衝突回避を図る。
・ドライバー異常時対応システム
ドライバーに異常が発生した場合、運転席左側と客席最前部の非常ボタンを作動させることにより車両を緊急停止。システムが作動すると、音と光で車内外に知らせる。
・アクティブ・アテンション・アシスト(顔認識カメラ付き)
顔認識カメラがドライバーの顔の動きを捉え、運転注意力を監視。脇見、眼の開閉状態を感知し、注意力低下と判断した場合はブザーと画面表示で警告。
・車線逸脱警報装置
車線を逸脱すると、モニターの画面表示と運転席バイブレーターによる座面左右の振動で警告。
・車両挙動安定装置
車両姿勢が不安定な状態を感知すると、警報を発してエンジン出力やブレーキを制御し、車両を安定方向へと導く。
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観光バスはスタイリングや乗り心地も重要だが、見えない部分に万一のための最新装置が惜しげもなく投入されているのである。