フェラーリレッドっていや有名だけど「赤」は1色じゃなかった! 赤だけで10種類以上を用意するフェラーリの不思議 (2/2ページ)

かなりこじつけ感が漂うロッソもあった

 また、「コルサ=競争、レース」といった意味ですが、ロッソムジェロやロッソフィオラノといったサーキットやテストコースにちなんだカラーも有名です。前者はボルドーにほど近いレッドで、もう少し濃くなると戦後すぐのグランプリマシンに塗られたカラーになるかと。後者もまた濃いめのレッドであり、最近のフェラーリではお馴染みになりつつありますね。

 さらに、ポルトフィーノのようにモデル名にロッソが加わったカラーも最近の傾向で、代表格は12気筒モデルのカリフォルニア登場時に設定されたロッソカリフォルニアとなります。こちらは、西海岸の強い日差しで映える、ビビッドな赤といえるでしょう。

 とにかく、バリエーションがどんどん増えているロッソですが、なかにはこじつけとまではいかなくとも、「それもってくる!?」というネーミングもあります。とりわけ、ロッソディーノはV6ディーノ発売時に設定されていたカラーだそうですが、見るからにオレンジだし、厳密にいえばフェラーリでなく「ディーノ」ってブランドだし、付ければいいってもんじゃないような気もします(笑)。

 それから、ロッソ70anniはフェラーリ70周年を記念したロッソで、812スーパーファストで設定されています。しかし、2017年からこっちの需要はあるのかどうか、腑に落ちません。

 そういう意味では、2022年に追加されたロッソF1-75というのも首をひねりました。いうまでもなく同年のF1マシンにちなんだネーミングですが、チャンピオンシップで2位になったクルマのカラーを喜んで選ぶユーザーがいるのかどうか。むしろ、2023年にルマンで優勝した499Pにちなんだロッソルマン2023オパコ(オパコ=メタリック)のほうが、大いにプレミアムなカラーといえるのではないでしょうか。

 いずれにしろ、フェラーリのレッドは永久に不滅。ならば、手が出せない門外漢としては以後どれだけ「こじつけロッソ」が出てくるか生温かい目で見守るのが楽しいのかもしれません。


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