あなたのクルマにも付いているかも?
●デジタルルームミラー
ミニバンやSUVを中心に純正装着されるケースが増えている「デジタルルームミラー」。バックカメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する装置であり、従来の光学式よりも鮮明に見えることが特徴。ヘッドレストや荷物などによって遮られがちな後方視界をクリアにしてくれる優れものです。
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ただ、従来の光学式ミラーの方が使い慣れているドライバーが多いせいなのか、使用度合いはイマイチ。余談ですが、このデジタルルームミラー、じつは後方のドライバーの行動がめちゃくちゃよく見えます。信号待ちのあいだに鼻○そホジホジ……なんてことも丸見えなので要注意です。
●ATのMTモード
ポルシェが1990年にリリースしたティプトロニックに端を発し、日本車にも少しずつ広がっていた「MTモード付きAT」。普段はオートマだけど、ドライバーが任意にシフトチェンジできるというもの。せっかく装備されているのだから1度くらいは使ったことがあるかもしれません。
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しかし、日常的に使う頻度は少なめ。出番があるとしたら下り坂でエンジンブレーキを利かせるとき、くらいでしょうか。ステアリングに装備されたパドルシフトも、多用する派とまったく使わない派で大きくわかれます。
●まとめ:あると便利? でもやっぱり使わない?
昭和の時代から、当時は先進的であっても、いつの間にか消えていったどこかキテレツな装備が山ほどあります。それはつまり、アイディアとチャレンジ精神の歩みそのものです。
数々の失敗作があるからこそ、なくては困る装備が発見され、メーカーオプションから全社に標準装備へと「格上げ」されていくこともあります。
そういえば最近使っていなかった、という装備に久しぶりに触れてみてください。じつは思いがけず便利だったり、必需品になる可能性も秘めているかもしれません。