「プロにタイヤ交換を頼んだ=なにもしなくていい」は間違い! 自分で「交換後の確認」が重要なワケ (2/2ページ)

装着後のチェックや記録は忘れずに

●タイヤの交換日と走行距離を記録する(手書きorアプリなど)

 タイヤの交換日とその時点での走行距離を記録しておきましょう。手書きでもいいですし、アプリで管理してもいいでしょう。

 オーナーによっては、タイヤやエンジンオイルの交換時期をテプラで印刷し、メーターパネルなどに貼って管理している人もいます。次回のローテーションのタイミングや交換時期の目安がつきやすくなるのでおすすめです。

●バルブキャップが正しく装着されているか

 作業終了後、車両の引き渡し前にスタッフがチェックしているはずですが、念のためタイヤのバルブキャップが正しく装着されているか、自分自身でも確認しておきましょう。「最後の1回転」ができてしまうことが稀にあります。

●ローテーションが逆

 意外と起こりがちなのが、タイヤローテーションの位置が逆というケース。タイヤによっては、進行方向に向かって前後の向きが明確に決められている銘柄があります。

 これをうっかり間違えて装着すると……。走行に支障をきたすほどのアクシデントに至るケースは稀ですが、タイヤ本来の性能を発揮できないまま何千キロと走行してしまうケースも。しかも新品タイヤの美味しいところを味わえずに終わってしまうので、なんとももったいない話ではあります。

●まとめ:プロのうっかりミスがあなたの愛車でも起こりうるかもしれない

 クルマ、さらにはタイヤ交換のプロフェッショナルといえども人間です。完璧はありません。うっかりミスがたまたま自分自身のクルマだった……ということもあります。

 新品に交換してもらったからこれでひと安心ではなく、早い段階(できれば作業後に)いちどしっかりとチェックすることをおすすめします。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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