「カローラはハイブリッドのみに」「アクシオ&フィールダーは終売」 2025年の一部改良で「カローラ」は大きく変わる模様!!

この記事をまとめると

■トヨタ・カローラシリーズが今度の一部改良でHEVモデルに一本化される

■すでにドイツやイギリスではカローラはHEVモデルしか販売していない

■5ナンバーのカローラ・アクシオ&フィールダーも終売がすでに決定している

カローラは2025年4月頃にマイナーチェンジ予定

「2025年4月(5月やそれ以降となる可能性もあるようだ)にも予定されている一部改良でトヨタ・カローラ系から純ガソリンエンジン車がなくなり、HEV(ハイブリッド車)一本になるようだ」との情報が届いた。情報によると、2025年4月にセダンとツーリング(ステーションワゴン)の一部改良が予定され、その後、それほど時間を置かずにスポーツやクロスも改良されるとのことであった。

 現行カローラセダン&ツーリングは2019年9月にデビューしている。2022年10月には、セダンとツーリング、そしてハッチバックとなる「スポーツ」の一部改良を実施したのだが、このときは販売現場では「マイナーチェンジ同様」というほどの改良内容であった。

 そのひとつが、それまで純ガソリンエンジンは1.8リッター直4だったのに対し、セダンとツーリングは1.5リッター直3ダイナミックフォース、スポーツは2リッター直4ダイナミックフォースエンジンにそれぞれ換装されたのである。ダイナミックフォースエンジンは、トヨタの新世代エンジンともいわれたものであり、そんな新世代エンジンへ移行されたことからも次世代となっても純ガソリンエンジン車のラインアップは続くだろうとの見方が大勢であった。

 しかし、前述したように今度の一部改良のタイミングでHEVのみとなるとの情報が入った。現行モデルだけの暫定措置との見方もあるが、世界市場の動きを見れば、HEVのみとなるのは次世代型でも引き継がれるのではないかと考えるほうが自然ではないかと考えている。

 2024年に日本市場ではラインアップされていないが、新型カムリがアメリカで発表された。それ以降、各地域で順次デビューしているのだが、いずれも2.5リッターエンジンベースのハイブリッドユニットのみとなっている。アメリカでは2025年モデルでもカローラには2リッター直4ガソリンエンジン車がラインアップされているが、南カリフォルニアあたりで走っているカローラをみると、すでにHEVが販売の主流になっているように見える。

 タクシーとしても大活躍しているタイのカローラをみると、1.8リッターエンジンベースのハイブリッドユニット以外に、1.8リッターと1.6リッターのガソリンエンジン車がラインアップされている。タイや中国でのカローラもHEVのみとなっている様子はない。

 ただ、ドイツやイギリスのカローラ(ツーリングのみ/日本より長く幅が広い)を見るとHEVのみとなっているので、流れとしては今回の改良でのHEV一本化は次世代でも引き継がれるのが順当に感じる。

 そもそも日本の街なかを走っているカローラを見てもHEVばかりとなっている。とくにセダンはHEVであるか否かは関係なく、セダンの販売台数そのものが少ないので、HEV一本化はより自然な流れといえるだろう。

 自販連(日本自動車販売協会連合会)新車販売ランキングをみると、2023暦年締め年間新車販売台数において、カローラシリーズ(セダン、ツーリング、スポーツ、クロス、アクシオ、フィールダー)が登録車のみで販売台数トップとなっている。この結果にはカローラ・クロスが大きく貢献していることは間違いない。ちなみにセダンやツーリング、スポーツの見た目は大きく変わらないようなのだが、クロスはボディ寸法が変更になるほどの意匠変更が行われるのではないかとの情報も入っている。

 さらに、現状3ナンバーとなる最新のカローラ・シリーズ(3ナンバー)とともに、前世代となる5ナンバーサイズとなる、カローラ・アクシオ&フィールダーが併売されているが、いよいよ終売になるとの情報も入っている。

 現状の販売動向を見ればHEVのみにするということは、まさに「改良」なのかもしれない。


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