ダイハツが一気に巻き返しを図る
2024暦年(2024年1月~12月)締めでのブランド別軽自動車年間販売台数はスズキがトップとなった。
2025年最初の単月締め統計となる1月もスズキがトップとなっている、2024年1月ではダイハツが認証問題による出荷停止もあり、「どん底」という状況でもあったのだが、最終的にスズキとダイハツの差は2万6364台という大差でスズキがトップであった。
しかもダイハツはホンダに抜かれ3位となっている。2025年1月も変わらずスズキがトップとなっているのだが、ダイハツは2024年1月とは異なり2位となり、スズキとの差を9882台まで縮めている。ちなみに2024年1月比で200.4%までダイハツは販売台数を回復している。
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軽四輪乗用車では、前年同月比でみるとスズキが112.9%、ダイハツが249.2%となっているのだが、ホンダは88.7%となっている。ホンダの軽四輪乗用車といっても、そのほとんどはN-BOXシリーズの販売台数が影響を与えているので、販売がいまひとつなことを統計数字から見ることができる。
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これから3月までは2024事業年度締めでの年度末決算セールが展開される。1月も事業年度末決算セールが事実上始まっているので、いまの時期はその前哨戦ともいわれている。その前哨戦でホンダの新車販売でボリュームのある軽自動車がいまひとつという結果でスタートを切っている。
2月、3月は新車販売では好条件の提示が期待できるなか、販売台数稼ぎのための自社届け出(新車にナンバープレートだけをつける)がN-BOXをメインに積極的に行われることになりそうだ。
さらに2024事業年度末締めの、軽自動車ブランド別年間新車販売台数でトップ奪還は難しいものの、ダイハツが1月の盛り返しを引き続き維持していけるのかが、これからの注目に値するといっていいだろう。