重要なのは航続距離の数値
これは直近までの平均燃費を主に考慮して出される数値で、その後の燃費が悪化すれば距離の減り方も早くなり、燃費がよくなれば距離が増えることもあり、わかりやすいですね。なので慣れているドライバーは、燃費よりもむしろ、この走行可能距離を表示しながら、あとどれくらいで給油が必要となるのかを考えるという人も多いのです。
ガソリン車の航続可能距離表示画像はこちら
ただ、ガソリン車の走行可能距離表示は、残り50kmを切ると「ーー」とエラーのような表示になってしまうモデルがあるなど、なかなか最後まで信用できない一面もあるのが現実。これは、昔から一般的にガソリン残量のメモリでオレンジのランプが点灯すると「給油してください」という合図とされており、そのランプが点灯するのがだいたいあと50km走れるかどうか、というタイミングなです。
これは日本の高速道路上のサービスエリアが、およそ50km間隔で設置されているため、次のガソリンスタンドにたどり着けるように、という理由が一般的。でも実際は、すべてのサービスエリアにガソリンスタンドがあるわけではないので、もっと早めに給油する必要があるわけです。
高速道路のガソリンスタンド画像はこちら
そこで、今後はEVだけでなくすべての車種でこの「航続距離」の表示をメインにすべきではないでしょうか。燃費を知るのも大事ですが、ガソリンスタンドの閉店が相次ぐなか、一般道でも次の給油の計画を立てることは大事です。実用性の面では「目的地まで給油なしで行けるのか」、給油が必要ならば「何km先のガソリンスタンドまで行けるのか」、それがひと目でわかって計画が立てられるほうが便利だと思うのです。
愛車のメーター表示をいま一度確認して、航続距離の表示があればぜひ活用してみましょう。